第6話 「校長先生の話=睡魔の呪文?」
ここ、光明中学校の全校生徒数は226人と都会に比べて少ない生徒数だ。まぁ田舎だし。しかしここ、海洲村によく226人も中学生徒数がいたなぁ~……と感心する。
「ハァ~……疲れた」
僕は机に伏せる。
僕の席の右隣にいる悠菜はその言葉を聞いて「大丈夫?」と心配そうに言う。
「正直言うと、大丈夫じゃない……なんで校長先生の長話を立って聞かなければならないのだ!?」
そのせいで足が棒になっている。
どこの学校も校長先生の話は長いそうだが聞いている方の身にもなってほしい。
「確かに長かったね……」
まぁ、さっきの校長先生の話が長かったと思う人と全校生徒に聞いたらほとんどの人が手をあげるだろうな。
すると――――
ガラッ
はい、来ましたよ、アホな新任教師。
「はぁ~……校長先生の話、長かったね」
おいおい、この教師も僕らと同じ事言い出したぞ!?校長先生に雇われているのに。
「では始業式も無事終わり今日から君たちは中学生になりました。入学おめでとう」
とアホ教師は拍手している。
「これから1年間、私と仲良くやっていきましょう~~」
本当は仲良くしたくないんだが……それは悠菜も同じハズだ。
「では、終りましょか?」
え……?もう終わるの?まだ言う事はたくさんあるハズなのに……?まぁいいか。
「……ていうのは嘘で」
まぁ、そうだろうね。もう帰る準備をしていた僕は少し残念だった。
「春希君!」
「えっ……?あっ、ハイ!」
なんか呼ばれたぞ……えっ?なに?なに?
「帰る準備してたでしょ?」
おまえがおわりましょうって言ったんだろうがっ!
「もしかして、先生が終わりましょうって言ったんだろ?とか思った?」
「……え?」
図星だ!コエーーーー……
「残念~私はさっき『?』を付けました。これは疑問形なので確定されないんだな~」
「そ……そうですか」
うっわ~メンドクサイ……そしてイラつくぞぉ!
今から本音、言います。
殴ってイイデスカ?
校長先生の話って長いですよね?
自分の学校も長いです。そしていつも寝てしまいます。
校長先生の話が短い学校ってあるんですかね?
小学生の時も何度か校長先生が変わったんですが全員話が長かったです。
アドバイス&感想等ありましたらお気軽に書いてください。
では次話で