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第5話 「女と男ってどっちが強いのだろう?」

「えーと……?今、なんて言ったの?」


もしかしたら聞き間違えたかもしれないから確認のために悠菜に聞く。


「不器用を治すと言ったんだよ」


僕の聞き間違えではなかったようだ。


「でもどうやって?」


「それを今から見つけるんだよ」


は……はい?どういう意味?治す方法をこれから見つける?それは一体、どういう意味でしょうか?


すると――――


ガラッ


前の扉が開く。


そしてタンタンとゆっくりとした足取りでまだ若い(恐らく二十代ぐらい)の女の人が教壇に手を置く。


「はいっ!私はここ1年3組の担任となった」


そして女の人は体ごと向きチョークを持ちカッカッカッとチョークで文字を書いている。多分この人の名前を書いているのだろう。


え~~……と……なかさと……さゆり……?


「私は中里沙由理なかざとさゆりです」


うわっっ!!おしいっ!!


「私は今年、ここ光明中学校に来たのでみなさんと同じでまだこの学校に慣れていませんなのであまり頼らないでくださいね」


頼らないでください?なんでだよっ!先生だろ!?と心の中でツッコミを入れる。


「ではみなさん!質問ですっ!」


んっ?質問?


「私は何歳でしょう?」


知らないよ……女の人が質問で歳はいくつって聞く人あなたが初めてだよ。


みんなはザワザワしている。


すると悠菜が手を挙げる。


それを見た先生はえ~とと言い名簿を見る。そしてにっこりとして言う。


「名前を教えてください」


おーーいっ!名簿見ても分からんのかいっ!


「園倉悠菜です」


「……園倉……君?」


「……女です」


うわっ……すごい暗い声……そりゃそうだ。女の子が男に間違えるなんて、しかもセーラー服着ているのに……男だったら変態だよっ!


「ご、ごめんなさい……じゃあ答え」


「……四十代」


うわ~~こりゃあ悠菜、相当きれているなぁ~~……見るからに二十代なのになぁ~


「う~ん四十代かぁ~……こう見えて二十代なんですけどねぇ~?」


なんか先生も怒り気味なんだが……それなら質問しないでほしい……悠菜は全然悪くないのに。そろそろ謝った方がいいぞ!先生に悪い印象を与えると後々大変だからなぁ……


「でも四十代にしか見えないですよ?」


おい~~!!なに言ってるんだよ?


「へぇ~~こう見えて25なんですけどねっ?」


とうとう年齢言っちゃったよ……


後の生徒はなんだか気まずそうだ。まぁ当たり前だけどな。僕も気まずい……


そして先生は腕時計も見る。すると――――


「ああ~~っ!」


今度はなんだよ……


「始業式に遅れちゃう!」


悠菜とのケンカで時間を忘れた……ってことか……


「悠菜君、その続きは後日」


「……女です」


ハァ……もういいかげんにしてほしい……なんでさっきのケンカを後日やるのも女の子を君で呼ぶのも謝らないのも……この先生と1年間なんて……不安だ……

読んでくれて有難うございます。

もう2010年も終わりですね。

自分は来年も小説を書いていき挫折しないようにゆっくりと書いていきたいと思いますのでみなさん来年もよろしくおねがいします。

では次話で

アドバイス&感想がありましたらぜひ書いていただけると嬉しいです。

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