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野良家  作者: 林 ゆう
1/1

変わるもの、変わらないもの

俺たち野良家(のらけ)は代々、山野家(やまのけ)に仕えている。

俺の父親、野良 満熊(みつくま)も山野家頭首、山野 虎影(とらかげ)を主とし、母さんや俺を家に残して山野家の城に行ったきりだ。顔も声も覚えていないから、悲しくも無いし、会いたいとも思わない。俺は俺の道を勝手に進む。



俺は主なんかいらない。







 一話  変わるもの、変わらないもの






 青、空の色。全てを包み込む色

 緑、草の色。命を育んでいる色

 赤、血の色。死の色、死を連想させる色


こんなにも天気が良く気持のいい日でも、俺たちの国では争い事が絶えない。

飢えを凌ぐ(しのぐ)ために、略奪を始める者、ただ殺しがしたいが為に村を襲った者もいた

いろんな奴らを見て来たが、この国の連中はどいつもこいつも腐った奴等ばかりだ。






 野党が村を襲っている、助けてくれ、お願いだ。

土下座までしてくる男を無視できるほど、野良 犬慶(けんけい)は悪い人間ではない

しかも犬慶(けんけい)の住んでいる村から馬を使っても3日間かかる所からわざわざ足を運んで来たのだ、7日は歩き通しだっただろう。男の足はボロボロだった


 


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