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第13話 新訳白雪姫

体育館で始まりの合図であるブザーが鳴った。


文化祭、演劇研+喫茶研による舞台がはじまったのである。



ナレーション「あるところに、肌は雪のように白く


唇はバラ色、髪はツヤツヤのお姫様、白雪姫が生まれました。


お母さまが亡くなり、代わりに新しい王妃さまがきました。


王妃は魔法の鏡に尋ねます」


「鏡よ鏡。世界で1番美しいのはだあれ?」と王妃役の風華


鏡「王妃さまです」


「オーホッホッホ」とノリノリの王妃というか風華


ナレ「それから何年かたちました。王妃が鏡に尋ねます」


「鏡よ鏡。世界で1番美しいのはだあれ?」と王妃


鏡「白雪姫です」


「なんとういうこと。私じゃないですと!。誰か誰かあ~」


とオーバーアクション気味の王妃


「はい王妃さま」と家来役の美都里


「白雪姫を亡き者にしなさい」と王妃


ナレ「家来は白雪姫をかわいそうに思い、森に逃がしてあげました。


しばらくして、王妃は姫が生きてることを知りました」


「ぐぬぬ、今度こそ白雪姫を亡き者にしてやる」と王妃


ナレ「王妃は家来に再び命じました。」


家来が白雪姫の家に着くと


「姫様お話があります。どうか出てきてください」と家来


「やだよ。家から出たくない」と白雪姫役の友美


「友美ちゃんお願い家から出てきて。あっ間違えた。


姫様どうか家から出てきて下さい」と家来


友美は困惑した。今のは間違えたのかわざとなのか…


「私はひきこもりじゃない!あっ間違えた。


やだよ出たくない」と白雪姫


会場が笑う。


ナレ「家来は城に戻り王妃に報告。」


「姫は何を言っても家から出ません」と家来


ナレ「王妃は自ら白雪姫の家にむかった」


「白雪姫さん宅配便です」と王妃


「置き配で注文したでしょ。置き配BOXに入れておいて」と白雪姫


「白雪姫様集金です」と王妃


「ネット振りこみしかしてない」と白雪姫


「白雪姫ちゃん遊ぼう」と王妃


「私、友達いないもん」と白雪姫


ナレ「王妃があらゆる手を使っても白雪姫は家から出て来ない。


強い。


そんな時、置き配を思い出し、毒入りカップラーメンを


置き配BOXの中に入れた。


白雪姫はお腹が空いたので、置き配BOXに


入っていたカップラーメンを食べ、亡くなってしまったのでした。


そこへ隣の国の王子が白雪姫の美しさの噂を聞いてやってくる」


「ここが白雪姫の家か」と王子役の光輝


ナレ「王子がチャイムを鳴らすが返事がない。仕方がないので


帰ろうとすると、家の中からアニメの曲が延々と聞こえてくる」


王子が部屋を覗く。


ナレ「すると白雪姫が倒れていた」


扉をぶち壊す王子


ナレ「家の中に入ると」


「足の踏み場もない。なんて散らかりようだ」と王子


ナレ「なんとかたどり着き姫を介抱」


「姫を生き返させるには」と王子


ナレ「王子はスマホで調べ始めた」


そして姫の顔に顔を近づける王子。


会場の女性客からは「キャーキャー」


会場の男性客からは「ぶーぶー」


この様子を姫こと友美は薄目で顔の近い光輝を見ている。


「(小声で)いいよキスして」と友美


しかし光輝は聞こえてないのかスルーしたのか


「そうかエナドリを飲ませればいいのか」と台本通り言う王子


ナレ「こうして目覚めた白雪姫を王子は社会復帰させるために


仕事をあたえようとする」


「白雪姫、アニメで町起こしをしようと思うのですが、


責任者をやってみませんか」と王子


ナレ「この申し出に心が揺れる姫、しかし」


「いやよ。働きたくない」と姫


「声優も来ます」と王子


「やります」と姫


ナレ「こうして見事に働くことになったのでした。おしまい」

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