10月30日:脳裏に焼き付くあの色
目が覚めた、見たことの無い天井があった
「おう、起きたか」
横を見ると、村長のガデリさんがいた
「ガデリ……さん……?」
「……もう少し大人しくしてな、お前さんが落ち着いたら話をする」
「じゃあ……あれは夢じゃ……」
表情から、夢では無いことを嫌でも思い知らされた
少しして、あのあと何があったかを教えてくれた
倒れた俺をガデリさんと奥さんが介抱してくれたこと
ミリアは村中を探し回ったが、見つからなかったこと
死体の状況を鑑みて、父さんと母さんの葬式はこの後行うこと
何も受け止めきれずに、またしても目が閉じていく
………
……
…
棺桶が、埋められている
あの戦争で、死に慣れたつもりだった
軍学校の友人は、4分の3が死んでしまった
昨日も一人は確実に殺している
なのに
両親とミリアの死は、何一つ受け入れられなくて
死体が入った両親の墓と、エプロンだけが入ったミリアの墓
こんな事実だけが、残っている
…いや、まだある
少なくとも、両親は貫かれて死んでいた、そして明らかに異常な青緑の炎
「許さない」
「絶対にお前を見つけ出して殺してやる…青緑の炎…」
「あの色は絶対に忘れない」
これにてプロローグは終わりとなります、続きはまた書け次第投稿していこうと思います