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アヴェンジ・リボルブ  作者: ネラグ
一章:燃えるは炎か心か金属か
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11月10日:三向捜査・家屋

近くで監視していた衛兵と情報交換をしつつ

付近の住民への説明や警備を頼む

そして、5人で家の前に立つ


「先程監視していた衛兵から聞いたとおりだ。昨晩から人の出入りはないらしい。既にもぬけの殻の可能性が高いが……いないとは限らない。大盾持ちのレンツ軍曹が先頭、次に遠距離武器のある俺とクスト中佐、最後にトーム少佐とアザレア少尉の順で入るぞ」

「「「了解」」です」

「まずは速攻で家を制圧だ、全員武器を構えろ」

「ではレンツ軍曹……扉を壊してくれ」

「……はい!岩棘(スパイク)!」


レンツ軍曹が構える大盾から岩の棘が生える


「ウォォォォォ!!!!」


そしてそのまま扉に向かって突撃し

バギィ!

大きな音を立てて扉が壊れる

そしてレンツが入ったすぐ後ろに銃/短剣を構えたダンテとトークルが追従する


「ヴェタス軍だ!テメェら全員手を……」

「リヒデン中佐、人は見当たりません!」

「……OKもぬけの殻ね!じゃあ地下通路探しだな!」


そう言いながらトークルは手の平を地面に付ける


雨残(みずたまり)溝堀(みぞさがし)


手から広がる水が部屋の床を這う

埋まり次第次の部屋にまで広がり続けていき……


「……」


ザァーッ……と落ちた音が聞こえてくる


「……!左奥の部屋だ!」

「「了解!」」


アザレア少尉とレンツ軍曹が走る


「ありました!中は暗くて見えませんがハッチです!」

「ハシゴもあるんで点検用って訳でもなさそうですぅ」


ならここでトークルグループとは別行動だな


「じゃ、いってくら」

「ちゃんと帰ってこいよ、またクルス泣かせないようにな?」

「わーってるよ。お前こそ、泣かせるようなことすんなよ?」

「お互い様だな」

「ハッ、全くだな。んじゃ」

「私たちも行ってきますねぇ」

「クスト中佐!トーム少佐!俺も行ってきます!」

「ええ、存分に学んできなさい」

「ハイ!」


最後にレンツ軍曹が降りていく

さて、こっからは……


「この家の探索ですね」

「なかなか厳しそうね〜」

「2階は俺がやりますよ、もし襲われてもすぐ魔法で盾作れるんで」

「あ、ほんと?ありがとね〜……でも正直子供がここに1人も残って無さそうな静けさなのが怖いのだけれど」

「……そうですね」


トーム少尉に一階を任せ、2階へ上がる

2階の部屋は一つだけらしい


「明らかに人が引っ掻いた後が扉についてるってのは……流石に不味いものを感じるな」


その一つだけの扉を開ける

……()()()()()()()()

一時期は慣れてしまっていた臭いだ、つまり……


「ウッ……勘弁してくれよ」


流石に気持ちが悪くなってくる

恐慌状態に陥った末か、それとも見せしめだったのか

1人、子供の死体が吊るされていた


「……すまない、間に合わなくて」


死体を下ろし少し祈ったあと、服を漁る


「もし遺族がいるのなら引き渡さなきゃ行けない、身元がわかると助かるし服に名前の書かれたものがあるといいんだが」


少し自分を正当化するようにブツブツと呟きながら漁る

すると……


「……ん?ポケットに何かあるな……紙?」


小さな紙だけが見つかった

その紙は半狂乱状態で書いたのか、かなり読みにくいが、一文字だけ書いてある


「……目?」


なんだ?目?これをポケットに残す理由はなんだ……?

ただのお遊びと言うには筆跡の乱れ方が尋常ではない

少し考えて何も浮かばないなか、1階から声が聞こえる


「おーいクスト中佐ー?そっちはなにかありましたかー?」


トーム少佐の声だ


「こちらは書類がありましたー!犯人の任務について分かりそうですー!」

「了解です!そっち行きますね!」


紙をポケットにしまって、階段を下りる

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