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アヴェンジ・リボルブ  作者: ネラグ
プロローグ
3/10

10月29日:腕に剣と弾を

鉄銃(リボルバー)


そう()()()、左手から鉄が生えてくる、細かく形が作られて、そうして1つの銃を握りしめる


弾を一つ装填し、走ってくる男の剣を持つ右腕を撃つ


「がァっ!?」


ヒット、腕はまだまだ落ちていないみたいだ


「コイツ!」


魔法の残存時間はおおよそ15秒、このうちに3人は無力化しておきたい、弾を2発込めて剣をおとした男のふくらはぎに一発


「オァァ!?」

「そして…」


ドアの前に居る人質をとっている男を狙う


「ヒッ!」


もう1人の敵は椅子の影に隠れている、助かるよ

狙うのは女性を抱えている重なっていない部分の肘……


パァン!


「イデェェェェ!!!」


ヒット!いいねぇいいねぇ!

だが時間切れで銃はそろそろ消えてしまう、即座に横の男が落とした剣を拾いつつ走る


「く、来るなら来やがれ!」


流石に走ってくるのに気づかれたか、椅子の影から出てきている。

だがこの剣は()()()()、邪魔になりかねない道中の男の左腕に返却だ


「ギャァァ!!!!」

「なっ」


流石に肉弾戦は想定外だったらしい、へっぴり腰になって剣を降ろしかけてしまった残り1人に右手を握りしめる。


鉄腕(ガントレット)


腕を覆うように、鉄製のグローブが形作られていく


「フンッ!」

「オゴォ」


顎を殴ったから暫くは立てないだろう、もし()()()しまってもそれは自業自得だ

後は人質を取っていた男を鉄腕(ガントレット)が残っているうちに殴って…


水蛇(ナーガ)!」


扉が吹き飛ぶ、一緒に最後に残っていた男も吹き飛ばされた

人質が自分から離れていてくれて本当に良かった


「皆さん大丈夫ですか!?」

「あと少しで人質が大丈夫じゃなくなるところだったぞ、大尉ッ!」


左手で殴る、おっと銃が消えているか確認してなかったな、消えていてよかった


「いてっ、って中佐!」

「ちゃんと確認してからと前にも言っただろう」

「それはその通りです…」


一般市民を巻き込みかけたからか、普段より反省しているようだ


「はぁ…まぁそれは今する話じゃないな、そっちはどうだった?大尉」

「はっ!私は最後尾の4号車に居たのですが、2名からの襲撃を受けこれを撃退、2、3号車はそれぞれ1人しか居らず、それも撃退、そして今1号車に着いたところです」


首を狙ってくるのもいれば怯えて剣を下ろしてしまう…こうも腕に差のある連中がトレインジャックを実行するのに8人とは考えにくい…


「ふむ…なら運転車両にもう1グループありそうだな」

「私もそう思います」

「運転車両は大尉の威力だと最悪事故に繋がる、ここは私が行こう、犯人共の捕縛は任せた」

「了解しました!」


残りの弾数は2発…もう少し持ってきておくべきだったか

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