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アヴェンジ・リボルブ  作者: ネラグ
一章:燃えるは炎か心か金属か
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11月8日:調査結果・転

3人は図書館からそのまま基地に戻ってきた

トークルは基地に戻るやいなや総務課へ向かったが、頭を掻きながら戻ってきた。なんでも頼んでいたものがまだ届いていないらしい


「おっかしいなぁ……セネアのやつが言うには今日届くはずなんだが」

「え?セネアに何か頼んだのか?」

「ああ、俺たちよりはアイツのが向いてる探し物があってな……」

「……?」

「まぁいいや、それより嬢ちゃん大丈夫か?図書館出てからちょっと口数が少なくなってたが」

「え!?」

「そういえばそうだな……大丈夫か?」

「いや、な、なんでもないわよ?」


明らかに怪しい……が、特に何があったのかは分からない、あんまり問い詰めるのも気が重いな……


「ふーん……ま、疲れてたってことにしとくか」

「そうだな、初めて街をしっかり見て回ったりもしたし疲れてたんだ。図書館でも1回寝てたしね」

「……そうね、ちょっと疲れてるのかも。じゃあ私は部屋に戻るわ……」

「おう、しっかり休めよ〜」

「お疲れ様、また明日ね〜」


疲れが出ているのかクルスは少し暗そうな顔をしながら、貸し与えられている兵舎の部屋に戻っていった


「……どうするよ、明日にでも聞くか?」

「明日の確認の時にそれとなく聞いておくよ」

「了解、頼んだぞ」

「失礼します!」

「ん?」


突如呼ばれた方を見ると、黒髪の兵士が1人こちらを呼んでいた


「自分はクフェル中将から呼ばれて参りました、ラメル魔法部隊所属のザット・レンツ軍曹です。クスト中佐とリヒデン中佐で間違いないでしょうか」

「ああ、問題ない。何かあったのか?」

例の件(連続火災事件)についてこちらから判明している情報をお渡しするとの事です。この封筒になります」


そう言うとレンツ軍曹は少し膨らんで見える封筒をこちらに差し出す


「了解、確かに受けとった」

「ありがとうございます……あの、お二方に個人的なお願いがあるのですが……構いませんか?」

「ん、何かな?」

「その……魔法の指導の方をして頂きたく!」

「別にいいが……」

「本当ですか!ありがとうございます!」

「本当に俺たちでいいのか?実際に俺たちの教官をしてたクフェル中将の方が適任だと思うが……」

「いえ、お二方にしてもらいたいのです!自分は今年の春に軍学校を卒業して直ぐにここに配属されたため戦場の事を座学でしか知りません。なので、戦場で生き残って中佐にまで上り詰めた魔法を実際に体験してみたいのです!」

「……そうか」


レンツ軍曹はキラキラした目でこちらにワケを話す

俺たちを英雄譚の英雄という目で見ているようにさえ思う


「じゃあまた今度時間をつくっておくな。あまり参考にはならないかもしれないがそこはよろしく」

「はい!ありがとうございます!では失礼します」


そう言い、レンツ軍曹は少し浮かれたような顔でこの場を離れていった


「なぁトークル。俺たちはやっぱ英雄として見られてるんだな」

「……一応その先は言うなよ。流石にここで言う言葉じゃない」

「分かってるさ」


俺にもそんな時期が無かった訳じゃない、なんなら軍学校に行った理由は村を……家族を守りたかったからだ

人を殺すことを受け入れてしまったのは、いつの頃だったかな

………………

…………

……

ダンテとトークルは昨日と同じく部屋に集まり情報の整理を始める


「まずは俺たちの方をまとめようか」

「図書館はハズレっぽい、ただダリくんの他にも図書館に通い始めてた子がいる……あ、その子らの安否を聞き忘れてんな」

「トジくんにその子たちの確認取っておくべきだったか」

「明日現場行くときに一緒に来てもらうつもりだったしその時に確認するわ」

「頼む……まぁあとはこの本か」


ダリくんが借りていた例の本を取り出す


「……ちょっと古い日曜大工の入門書ってのがなぁ」

「一応それも明日トジくんに確認とってくれないか?やっぱなんかありそうなんだよ」

「わーった、持ってって確認しとく」


本に関しては本当に気になる

トジくんが図書館に通っていたのがどうだったかはまだ分からないが少なくとも直近に借りられている本だ。関連性があると思う……思いたい


「クルスの方は……とりあえず明日の確認次第かな」

「そっちは頼むぜ?……じゃあ、最後はこれか」


トークルはクフェル中将からの封筒を手に取った

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