表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
chance!!  作者: カナ倉
1/6

1:プロローグ

少女は真っ白で、何も無い所にポツリといた。


何だろう、ここ。あ、夢か。


それとともに、保育園の頃の運動会を思い出していた。


「いちについて、よ~い、どん!」


先生が合図を出したとたん、転んじゃったんだっけ。皆に笑われて、恥ずかしくて…。

あの頃は楽しかったなぁ。それに比べ、今は…。いじめられて、トラウマになっちゃって学校も不登校。情けないよ……。


そう思ったとたん、目の前が七色の光におおわれた。


なんなんだ…。えっ?このジイサン誰だよ?


「ジイサンとはなんじゃ」


わっ!?何か読まれてるし。ってか、しっかりジイサンじゃん。自覚無い訳?


「おぬし、言葉遣いに気をつけぃ。ジイサンという自覚は無い。ヒィジイサンじゃ。今年で百になる」


………馬鹿だ、この人。


「気をつけぃと言っておろうが。それよりも、おぬしの願いを叶えに来た」


…↓↓。


「えぇい、変な顔するな。我は神である。そこにボタンがあるじゃろう。そこのボタンを押せば、人生がやり直せる。十秒以内にな」


そう言うと、自称神はふっと消えた。


カチカチと音が響く。

どうせ夢だ。やり直す夢を見よう。

ポチッとまぬけな音がして、また七色の光におおわれる。そして次の瞬間、目を開けると…



少女は土まみれになって転んでいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ