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神の天罰と暇つぶし

作者: 朱鷺丸

私は人間が大好きで大嫌いじゃ。

自分勝手で高慢で強情、強欲。

だが人間にも良い所はある。

痛みを分け合い、同情し助け合う。

そういう所が私は好きなのじゃ。

人間を好いていながら嫌っている私だが繁殖して増えすぎてしまったお前らにもうじき天罰を下さねばならぬことになった。

お前達は混乱しながらも抗って欲しいがどうなる事か。楽しみじゃのォ

天罰は何にしようかのぉ。

疾疫災の(のち)に天災にするか。

暇じゃし、最近は(みな)この退屈に飽き飽きしている頃じゃろうから、私からの贈り物じゃ。

有り難がるが良い。


…………


…………


おぉ……おぉ…!

言い合いしておるのォ。

あの国が今回の病気の原因を放ったとか言っておるが違うぞ。

私が放ったのじゃ。

ま、この声も人間達には聞こえんから言っても変わらんがな。


…………


…………


何!?もう対抗策を見つけたのか!

間引くためにあれを放ったというのに、殆ど死んでおらんではないか!

苦しむ(とき)が短過ぎるじゃろ!

もっと苦しんで長い時間抗い続けねば、私の退屈凌ぎにならんじゃろ!

暫し待ち……そうじゃな〜10年後にでも次の災を課すとしようかの。

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