表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の契約者  作者: 阿久津庵司
第1章 さらば、日常よ!
5/72

第5話 契約!

基本的に2話分執筆し終えたら1話掲載という形をとっていたのですが、勉強や部活が忙しくなるということでひとまず1話分だけ掲載しました。

今後の予定次第では話が書けていない部分までその形式になるかもしれませんが、まぁお楽しみください笑

最初に聞いた質問のうちで未だ答えてもらってなくて且つ重要な質問をする。


(そしたら、本題の契約方法について教えてもらおうか。まさかわからないとか言わないだろうね?)


「大変申し訳ないんだけどぉ、契約する場が必要なんだぁ。どうしようかねぇ。」


会話が噛み合っていないような気がした彼はもう一度問う。


(...えーと、契約条件は?契約するためには何をすればいいのか教えてほしいんだけど。)


「あぁ、それは僕の姿をまず視認するところから始める必要があるねぇ。」


どうやらアーラズイールの姿を見ることができるらしいということで、彼は緊張した。が、ここで思い出す。誰にも見られない場所がないことを。


(悪いんだけど、誰にも見られない場所がないんだけど契約できないよね?)


「まぁ、最悪何とでもなるのでぇ、なるべくいない場所に案内してほしいですねぇ。」


彼は諦めて、アーラズイールに従い人が少ないマンションの裏側に来た。


(ここでなら人あまり来ないと思うよ)


「ならばぁ、その言葉を信じましょうかねぇ。」


というが否や、彼の目の前が突如光りだすではないか!彼はあまりの眩しさに目を閉じる、かと思いきや恐ろしいほど光っているのに眩しいと感じなかったため普通にその光が静まるのを待っていた。


『改めましてぇ、アーラズイールと申しますぅ。』


治まった光から現れたのは、仰々しい鎌を持ち、大きな1対の漆黒の翼をもつ女性であった。服装はパーカーみたいなものを着ており、何とも言えない恐ろしさを感じるオーラを放っているのに、顔と口調がそれを完全にぶち壊してしまっている。


彼はそれを残念に思いながらも質問をする。


「んで、契約する方法は?」


『まぁ、そう急かさないでよぉ。その前にぃ、君の名前はぁ?』


「僕の名前?百鬼(なきり)(ほく)だよ。」


彼、もとい北が名前を名乗った瞬間アーラズイールが驚く。


『なき、り、ほく?...えぇ?本当かいぃ?道理で僕の声が普通に聞こえるわけだねぇ。あの百鬼家かぁ。』


「あのってなんだ?確かに珍しい苗字だとは思っているけど、何か深い意味でもあるの?」


『まぁ、その話は後にしてぇ、取り合えず手のひらを見てみることを勧めるよぉ。』


モヤモヤする思いを抱えながらも北は言われたとおりに手のひらを見てみる。するとそこには先程まではなかった紋章と思われるものが光を放ちながらあるではないか。見た目は骸骨が鎌を持っているというどこぞのヤバイ集団のトレードマークみたいなものだった。正直いい思いはしない。


「これ契約完了の証ってやつ?」


『正解だよぉ!これで棋力を使わずにここに存在できるしぃ、魔法も基本何でも使えるようになったからぁ、好きなことを言ってみてぇ?』


「断る。」


アーラズイールは余程衝撃だったらしく、目をこれでもかというぐらい見開いていた。


『はぁ!?さっきまで魔法を使えとか言ってたじゃんかぁ!』


「そりゃ、さっさと契約をしようと思ってたから言っただけであって別に今は魔法を見たいとか思わないかな。」


現実味のない魔法を使えるからと言われても興味がなかった北は当たり前とばかりにそう返す。


『そんなぁ...』


だが、そんな返しが来ると思っていなかったアーラズイールは思いっきり凹んだのだった。

ついに主人公の名前が明かされ、契約もしましたね~

早く『彼』から北に呼び方を変えたくてうずうずしていたのですごいうれしい状態です!

紋章に関しては最初からこれにしようと決めていたのですが、自分にもしこれがついていたらと思うと結構怖いなと思いましたね笑

今回はあまり長く書かずにあとがきを終わりたいと思います。

今回も読んでくださった方々に最上級の感謝を!次話であえることを楽しみにしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ