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MY song

あのひとは、いつも。

作者: caem


 あのひとは いつも 天邪鬼(あまのじゃく)


 構ってほしいくせに そっぽを向く


 横顔がまるで熟れた果実のように


 すかさず噛みつきたい 頬張りたい


 ぷっくり膨らんだ 艶やかな桃 林檎まではいかない果実(スイーツ)


 小さいけれど 鋭い尖端 


 爪楊枝(つまようじ)でプスっと突き刺そうものなら


 プチュッと弾けるぐらいに


 気付いてくれない この想いは 蜂蜜のように


 ゆっくり ふわふわと漂い どうにもならない


「ねぇ、聴こえているのかなぁ――」 


 隙間からの 独り言 冷たい壁に寄り添って


 渡しそびれたプレゼント

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― 新着の感想 ―
[良い点] 間の取り方が上手く、つい音読してみたくなるような雰囲気で良かったです。 ぽん、ぽん、と読み進められます。 そして、果物に例えている部分は良いと思いました。 描写というのはなかなか深いものだ…
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