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恋をするのがお仕事です!  作者: 遥 一良(はるか かずら)
思わせぶりアイドル①
1/8

プロローグ

恋をするのがお仕事です!       作:ハルカ カズラ


 わたしはアイドル志望の瑠々るるこ

 アイドルに必要な笑顔、スタイル、話し方…全てを兼ね備えていると言っていい。……とは言っても、現時点で自称にすぎないけど。

 そもそも人前に出るのが苦手だし、男の人も苦手。……問題は引きこもり生活18年であること。

 友達もいないし、芸能にツテもない…あぁ、もうどうすればいいの? でもチヤホヤされたい…


 わたしはネットで人脈を探しまくった。それはもう、ありとあらゆるサイトに飛びまくった。

 そして見つけた、変な名前のプロダクション。もうこの際、どこでもいいや。変な事されなければ…。


 歪み世界と異常なる高みへようこそ――「オールアバウトプロダクション」


 全てに関すること? なのかな。ここでわたしはアイドルの高みを目指せるのかな? 


「……あの~? 入りますよ?」


 ひと気のない空間…ううん、ただただスクエア。椅子も机もないし、誰もいない部屋……

 もしかして間違えたの? そ、そんなはずないんだけど… 


「よく来たね――」


「わわっ!? ひ、人が居たんだ。人? 人なのかな…何だか気配が」


「キミはアイドルになりたいんだね? でも、恋も知らない、男も知らない…おまけに引きこもり。そうかそうか、逸材だね。いいね。所属決定だ」


「ほ、ホントですか! で、でもわたし、地味だし華が無いし…歌も歌いたくないです」


「全部まとめて面倒見るよ。あぁ、ウチは普通のアイドル事務所じゃないから」


「え、もしかして危ないお仕事…?」


「いいや、君の仕事は恋愛をすることだ。しかも人間だけじゃなく、人外その他もろもろね。そして、君自身を磨いてもらう。それで万事オーケーだね」


「え? 人外って何…? 恋愛がお仕事? それがアイドル…なの? えええぇぇぇ」


 人間、そして人外…わたしのアイドルへの道は、恋愛をすることから始まるみたいです――

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