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猫系女子とうさぎ系男子  作者:
【猫side】
7/10

立候補


そこから数時間。

ずっと息が詰まりそうになた。

苦しい、苦しい…。

授業なんてまともに聞いてなくて

ただただ苦しんでいた。


狭い小さな“教室”という場所に閉じ込められて…

楽しそうに笑うクラスメイト達は全て

あの日の梓たちに見えた。



「もう…無理だ」



ガタッと勢いよく立ち上がり、

急いで4組…そう、須藤がいる場所へ向かった。





全速力で走る。

周りなんか見えない

須藤のほうへ、ただ、走った。





4組の開いたドアの前で1人、立ち止まった。

「あの…須藤呼んでもらえる?」

近くにいた4組の人にそう言って、須藤を読んでもらった。




そして、すぐ近くにあった階段に座った。




「須藤…あのさ…私、やっぱり話し掛けれなかったや…皆怖がるし」


「そっか…まあ、そのうち何かがきっかけで変われるよ!」



「何かって…例えば?」


私は俯いて自分の靴を見つめた。

あまり外に出ないから、綺麗な靴。

そういえば靴を買い換えたのはいつだ?



「んーあ、もうすぐ体育祭あるじゃん、そこで委員とかやって挽回しなよ!」

須藤は“いいこと考えた!”って少年の顔をして私を見た。



「単純…だけどいいかも」

私も賛成、にっこりと須藤を見る。


「楽しいよ絶対ー!多分次のHRで委員決めるだろうし」


「うんっじゃあ委員やる!よしっ」










―キーンコーンカーンコーン....

「起立」

委員長の声が教室に響き、HR開始。


今からドキドキする。

今まで無関心だった学校行事。

その委員になるなんて、考えられない。

緊張…するなあ…。




「じゃあ…体育祭の委員やってくれる人、いる?」

クラスメイトは“めんどくさいよなー”とか“誰がやるかよw”などと口々に言っている。



いけ…私!



「はい」





言った…!

言った途端、周りにいる人全員が驚きの目で私を見た。

もちろん先生も。




「え、あ…じゃ、じゃあ…日高さんと、あともう1人、誰かいる?」

静まり返る教室。

怖い、と言われる“日高柚麻”と委員やる人とかいない…よね

少し諦めかけたそのときだった。



「じゃあ、俺やります」

スッと手を挙げたのは

クラス1のイケメン、小野崎正輝おのざきまさきだった。


ざわつく教室。

女子達は「小野崎くんがやるなら私もやりたかったぁ~」と悔しがっている。



「じゃあ体育祭の委員は日高さんと小野崎くんでいいわね?」







「よろしく、日高さん」

小野崎くんはにっこり笑ってこちらを見た。

「ああ…うん」

なんか苦手だな、この笑い方…







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