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二十回戦【稽古と爆睡】

〈第二十回廃剣インタビュー〉


はい~

今回はめんどくさいけど俺、鷹虎が司会をします。

ゲストは、椿とバカ猿です。



では、Let's interview~



元「おい、鷹虎! バカ猿ってなんだよ!?」


鷹「いや、バカな猿なのは変わりないだろ。」


椿「鷹虎、猿をバカにしちゃいかんよ……」


鷹「お前は猿の何を知ってるんだ……」


元「とりあえず、質問を聞こう~」



『大我の第一印象は?』



椿「どんな質問だよ……」


鷹「ってか、質問の意味が分からん……」


椿「ん~第一印象ねぇ~」


鷹「冷酷なイケメン。」


元「冷たい奴。」


椿「わぉ……クールとか言う言葉はないのか?」


元「あぁ~でも、今は違うぜ! 今は世話焼きかなぁ~」


椿「あのぉ~あまり変わってないようなぁ……」


鷹「今はお節介なイケメン。」


椿「お節介ってのは変わらないのね……まぁ、俺の第一印象は俺の言うことにいちいち文句言う餓鬼、かな?」


大「お前らさっきから何を言いたい放題……」


元「うわっ、大我!? いつからいたの?」


大「初めから。」


椿「覗き見なんて、趣味悪ぅ~」


大「お前らの方がよっぽど趣味悪いわ!? それに、どんな質問だよ!?」


元「全く、お前はそうやってすぐ怒る。カルシウム足りてないんだよ。」


大「誰のせいで怒ってるんだよ!?」


元「大我が怒った!? 逃げろぉ~」


椿「逃げろぉ~」


鷹「あっ、ズルいぞ!」


大「お前ら、逃げんな!?」


椿「では、ここらへんでさようなら~」


=終了=


風呂場の覗き見未遂事件があり、森羅先輩と元、鷹虎は煌希先輩にしっかり絞られた。

3人が怒られている間に、俺と大我は男子部屋にみんなの分の布団を敷く。

布団を敷き終わり、大我は布団にダイビングしてボーとしていた。

こいつ、このままほっといたら寝そうだな……まだ9時だぞ……


「煌希……もう大我も寝そうやし、もう許してぇや……」


森羅先輩が言うと煌希先輩は布団で寝ている大我を見てため息をついた。

ってか、大我寝るの早っ!


「はぁ~しょうがない……お前ら、もう馬鹿なことするなよ。」


煌希先輩は腕を組んで森羅先輩の頭を軽く叩いた。

森羅先輩は笑いながら布団にダイブした。この人本当に懲りてるのかな?


「そんなことより、今日は語ろうやぁ~どうせ明日はみんな疲れて話されへんし、今日のうちに語ろうやないか! ほら、大我起きいや!」


森羅先輩は大我の頭を叩いて、無理矢理起こした。

大我は叩かれて“ふわぁっ”と静かに瞼を開いた。


「ん? あぁ、お説教は終わったんですか?」


大我は布団に顔を埋めながら呟いて、静かに布団に潜っていく。モゾモゾとゆっくり、布団に潜ってきちんと布団を整えた。

そのまま、寝息をたて始めた。


「ほら、大我! 寝たあかんで! 俺らはお前に一番聞きたいねん!」


森羅先輩はそう言って大我をたたき起こした。俺も元も鷹虎も布団に潜り、森羅先輩の話に耳を傾ける。


「はい? 俺に聞きたいこと?」


「そうや! 風香ちゃんとの事やぁ~どうなってるねん~」


あぁ~そう言う事ね~森羅先輩や元たちは大我に頭を叩いて起こす。

大我はそのまま枕に顔を埋めて寝そうになっている。

ってか、寝てる。

森羅先輩大我の頭を叩いて無理矢理起こしていると、部屋の電気が消えた。

部屋の壁の方を見ると煌希先輩が電気を消していた。

そのまま、煌希先輩は布団に潜り込み、地味に森羅先輩と大我の話を聞いていた。


「ふうぇ? どうって……どうも思ってないけどなぁ……」


あっ、寝た。

完璧に頭が停止している。

それをまたしても、森羅先輩が叩き起こすが、今度こそ完璧に寝てしまっていた。

これはもう起きないな……


「あらぁ~寝てしまったかぁ~しゃぁないなぁ~今度は鷹虎に聞くことにするわ~」


「はぁ? 何で俺なんすか。煌希先輩に聞いた方が面白いじゃないすか。」


鷹虎は枕に顎を乗っけながら森羅先輩を睨み付ける。

そして、鷹虎の発言に煌希先輩も鷹虎を睨み付ける。


「あぁ~煌希のモテモテ話を聞いてところで何もおもろくないわ。それやったら、まだ聞いたことのない鷹虎の話を聞いた方がおもろいわ~」


森羅先輩はそう言って、今度は鷹虎の方を見て笑った。


確かに、鷹虎の話はあまり聞かないなぁ~

鷹虎は少し離れた小学校から転校してきたから、昔のことも知ってる人はいない。


「俺の話なんて面白くも何ともないっすよ。」


「それは俺たちが判断するわ。それでぇ~鷹虎は好きな子とかおるん~?」


森羅先輩はそう言って、鷹虎の頭をパンパン叩いて聞く。

こういう話している時の森羅先輩って、楽しそうだよなぁ~


「言いたくないっす……」


「ほほう、言いたくないって事はいるって事だな。」


元が鷹虎にニヤッと笑いながら言うと、鷹虎は顔を歪めた。

こいつもわかりやすい性格してるな……

ってか、元って時々妙に勘がいいよなぁ~


「早く吐いた方がええでぇ~ほら、言ってまえぇ~」


森羅先輩は鷹虎の首を絞めながら聞く。鷹虎は唸りながら考えていた。


ってか、さっきから煌希先輩の目が冷たいのですが……気のせいかな?


「いや……好きな子ってか……俺、彼女いるから……」


…………はぁ?


「待てぇぇぇぇぇぇ! なんやそれ!」


「えっ! 平助、リア充なのかよ!」


……マジか。

これは本気でビックリした……

まさか、鷹虎に彼女がいるとは……

さっきまで冷たい視線を送っていた煌希先輩もビックリして、鷹虎の方を見ている。


待てよ、俺達が知らないってことは、転校する前の学校に彼女がいるのかぁ~

ってことは、遠距離恋愛かぁ?


「へぇ~せやったら、今はどうなってん?」


確かにそれは気になることだ。

今はその彼女どうなってるんだ?


「今っすか? あいつも、ちょうど俺が引っ越す時に他県に引っ越しちまって。今じゃ電話とメールでしか連絡取ってないすよ。」


お互いに引っ越しか……まったく、運の悪い二人だな……

そう言えば、鷹虎って何回か引っ越ししてるって言ってたな……


「なんだ、その彼女さんも引っ越したのか? 引っ越しブーム?」


「いや、俺が生まれたのは小さな村でさぁ~常磐ときわも同じ村で、よく一緒に遊んでいたんすよ。っで、まぁ自然と付き合う流れになってぇ~」


自然とって、どんなだよ……

ってか、鷹虎は村で育ったんだ……

そして、彼女さんの名前は常盤。覚えとこう。


「でも、過疎化で俺たちの村は潰されることになったんすよ。だから、俺たちはみんないろんなところにバラバラになっちまったってわけすよ。」


鷹虎は少し懐かしそうに話した。

故郷の村が無くなるのって、やっぱり寂しい事なんだ……


「へぇ~平助ってここ出身じゃないんだぁ~その村って今どうなってんの? その常磐ちゃんとはどこまでいってんのぉ?」


元は体を起こして、鷹虎の隣まで転がる。俺も少し体を起こして、話を聞く体制に入る。

鷹虎は少し眠そうに目を擦ってから欠伸をし、唸る。


「今はダムになってるよ。どこまでも何も、お互いちゃんと付き合ってるっていう自覚ないし……ってか、あぁ~何で俺こんな事話してるんだよ……もう寝ようぜ!」


鷹虎は枕に顔を埋めて唸った。

顔を上げたらきっと顔が真っ赤なんだろうなぁ~


「なんやぁ~鷹虎って案外奥手やなぁ~あぁ~俺も彼女欲しいわぁ~」


森羅先輩はそう言って鷹虎の頭をポンポンと叩いた。


「興味深い話が聞けて良かった。そんなことより、そろそろ寝ろよ。明日からきつーい練習が待ってるんだぞ。さっさと寝ろ。」


地味に話しを聞いていた煌希先輩はそう言って、布団を被った。


確かに、部屋の時計を見ると11時を回っていた。

明日の起床は5時。流石に寝なきゃ駄目だろうな。


俺も布団に潜り込み、深く布団を被る。

元も鷹虎も布団に入り、静かに眠りについた。

さっきまで賑やかだった部屋が一気に静まり、静かに眠りについていく。



****



まだ朝日昇っていない、真っ暗な朝。

朝日の照っていない薄暗い朝の空気はとても冷たく、寒かった。


「ほら! 大我! さっさと起きや! 朝練やでぇ~」


森羅先輩に布団を引っぺがされ、俺は体を丸めて寒い空気に体を震わせる。

まだ眠いし、寒いし……ってか、なんか重たい。息苦しい……


薄く目を開くと、俺の上に鷹虎が乗っかっていた。俺の布団は部屋の端、確か、鷹虎は逆側の端……

どう転がったらここまで来るんだよ……


「鷹虎、重い……」


鷹虎を思いっきり叩き、起こすがなかなか起きず、イビキをかいている。

こいつ、五月蝿い……それより重たい……


「森羅先輩~鷹虎どかしてください~重たいです~」


俺の横から椿の声が聞こえた。

ふと横を見ると、椿もうつ伏せの状態で鷹虎に踏みつぶされていた。


つまり、鷹虎は俺と椿の二人に跨って寝ていた。

こいつもなんで、ここまで来れるんだよ……


「あれ? 平助なんでここにいるの? オレの横で寝てたはずなのに……」


すでに起きて着替えていた元は、鷹虎の頭をつつきながら首を傾げた。

それは俺たちが聞きたいよ……

それより、早くこいつをどけてください!





「ふわぁ~朝練って、ランニングすか~ってか、なんか頭痛いんだけど……なんで?」


森羅先輩の家の門の前に集合し、ランニングをするらしい……皆は各々準備体操をしている。


「気のせいだよ。頭を勢いよく叩いたりしてないからね。」


椿はアキレス腱を伸ばしながら、鷹虎に笑顔で答えた。

結局あの後、椿がいらついて近くにあった目覚まし時計で鷹虎の頭を思いっきり叩いたのだ。

その衝撃で鷹虎は目を覚ました。

頭が痛いのはそのせいだ。


それから、町内を三周した。約5㎞あったらしい。結構しんどかった……


日が昇り始めたぐらいに、道場に帰ってきた。

皆、汗を流し肩で息をしながら門の前に座り込む。


「きっつぅ~もう足パンパンだよ……」


元は大の字に寝転がりながら叫んだ。

確かに、足も体も重たい、


「よっしゃぁ~朝練は終わりやぁ~お待ちかねの朝飯やで!」


森羅先輩はケロッとした顔で笑っている。

どんだけ体力あんだよ。

体力馬鹿の鷹虎と元がバテてるのに、森羅先輩はケロッとしてる。

どんな体してんだよ……



母屋に入り、くたくたになったまま食卓に入る。

食卓には女子が朝食の用意をしていた。

女子はランニングはなしで、朝食の用意の手伝いらしい。

ちょっと羨ましい……


「はい、みんな~ご飯の用意出来たわよ。」


葵先輩がお盆を持って入ってきた。

食台に並べられた朝食を見て、涎が溢れる。くそ……美味そうだ……


「よっしゃ、合掌。いただきます!」


「いただきます!」


俺たちはさっさと白米を口にがっつく。おかずを素早く口に入れて、白米をかき込む。

朝飯がこんなに美味く感じたのは、初めてだ。





そして、午前練。

胴着に着替えて、道場に集合する。

防具を着け、準備運動をし、森羅先輩のお父さんが来るのを待つ。

森羅先輩のお父さんって、どんな人なんだろう……森羅先輩をこんなに強くした人なんだから、とっても厳しい人なんだろうな……

ちょっと、緊張してきた……


「大我、そんな緊張せんでええぇ~親父もちょっとは手加減してくれるやろうし~稽古中以外はおもろい人やから大丈夫やぁ~」


俺が緊張しているのに気がついた森羅先輩が俺に話しかけてきてくれた。

先輩の言葉を信じて少し気を楽にしながらアキレスを伸ばす。



少しして、道場の扉が大きく開いた。皆の視線が入り口に集中する。


「やぁ、みんな。おはよう。もう用意出来てるんだね。えらい、えらい。」


明るい陽気な声で手を振りながら森羅先輩のお父さんが入ってきた。

なんだか、イメージと少し違うな……もっと怖い人だと思っていた。

この人なら、きつい練習になっても大丈夫そうだ……





なんて考えは大間違いだった……


「ほら、元君、もっと足出して! 大我君、腰が引けてるぞ! ほら、椿君腕下がってる! 鷹虎くん、踏み込みが甘いよ!」


俺は森羅先輩に打ち込み、死にそうになりながらも続ける。

もう、足も腕も上がらない。息も上がって、もうこれ以上打ち込めない……

それは俺だけじゃない……元の鷹虎も椿もみんな死にそうになりながら打ち込み続けている。


俺だけだったら、もうこんな辛い稽古、すでに倒れてもう打てなくなってるだろう……

でも、今俺がまだ立ち上がれるのは、まだ打ち続けることが出来るのは……

今同じ状況に立っている、仲間が頑張ってるから。


負けられない。

こいつらが倒れない限り、俺も倒れる訳にはいかない!


「ほら、もうへばったのかな? まだまだ打ってこい! こんなんじゃ、虎博中には勝てないぞ!」


「はぁ、くそっ……はぁはぁ……絶対……勝ってやる!?」


俺も皆もお父さんの言葉、つまり虎博中という言葉に火がついた。

もう、あんな屈辱的な負け方はもういやだ!

俺たちは全ての力が無くなるまで打ち続けた。



****



「今日は疲れましたね……もう、筋肉痛になっちゃいました……」


私は部屋から台所に向かうまでの廊下で葵先輩に呟いた。


「ははは、今日は確かに疲れたねぇ~でも、女子は料理の用意頼んだよ~」


慧介さんは私も台詞を聞いて笑いながら私の頭を撫でた。

私たち女子は男子より早めに稽古を終えて晩ご飯の用意を手伝うことになっている。

大我たちが激しい稽古で死にそうになっている間、森羅先輩のお兄さんに慧介さんに稽古をつけてもらった。

慧介さんはとても優しく、へたくそな私達にゆっくり丁寧に教えてくれた。


「君たちは筋が良いよ。男子みたいに激しい稽古より、ゆっくり技を磨いていった方が合ってるよ。男子は体力勝負だけど、女子は技術で勝負だよ。じゃぁ、僕は自室に戻るよ。」


私たちは慧介さんはそう言いながら笑って自室へと戻っていった。

慧介さんに筋が良いと言われるとなんだか自信がつくなぁ~

よし、私達は大我たちが帰ってくる前に料理を作っておかなきゃね。



私たちは森羅先輩のお母さんと一緒に晩ご飯を作っていると、台所の扉が開いた。


「母さん、僕達のご飯は?」


私が玉葱を切っていると、少しゆっくりした動きで冷蔵庫を開けた。

この少し長めの黒髪に独特な雰囲気のある長身の人が戸隠家の次男、悠星さん。


「ん~可愛い女の子が作ってくれる晩飯は良い匂いだなぁ~葵ちゃんもエプロン姿可愛いよ~」


エプロン姿の葵先輩の横に行って笑いながらつまみ食いをした。

短髪の茶髪で少しチャラい雰囲気の人は、三男の宙さん。


「こら、悠星、宙。あんた達はテレビの部屋に行ってなさい。後で持って行くから。」


森羅先輩のお母さんはそう言って二人の頭を空の牛乳パックで叩いた。

二人は“はぁ~い”と良いながら台所から出て行った。

森羅先輩の家族はとてもユニークで気さくな方ばっかりで面白い。

私はハンバーグをこねながら、笑ってしまった。




少しして、森羅先輩のお父さんが台所に顔を出した。


「稽古終わったから、みんなもうすぐ来ると思うよ。じゃぁ、俺は先に風呂に入ってくるかな~」


お父さんはそう言って鼻歌を歌いながら、風呂場へと歩いて行った。

もうすぐ大我たちが帰ってくるということで、食卓に料理を並べた。

森羅先輩のお母さんに言われて、昨日より少し量は少なめに作ってある。


「うわぁ~めっちゃ美味そうやなぁ~」


森羅先輩の声がしたので食卓にご飯を持っていくと、ぐったりと疲れた大我達が座っていた。

みんなは目の前のご飯になんか目も行かず、座ってボーとしている中、森羅先輩と煌希先輩は目の前の料理に涎を飲み込んでいた。

葵先輩と月明ちゃんがご飯を運んできて、準備完了。


「みんなお疲れ様~はい、では合掌。いただきます!」


森羅先輩はそう言ってすぐにご飯にがっついた。

さっきまでボーッとしていた大我達も合掌をしてハンバーグに齧り付き、ご飯を一気に胃袋に入れていく。

私たちもご飯を食べていると、正面の椿の動きが止まったのが見えた。

嫌いなものでもあったのかと疑問に思い、椿を呼ぶが返事がなかった。

まさか……


「椿の奴、寝てるな……ん? 他の奴もか……」


「しゃぁないな~これは全滅やな。この調子やと風呂場でも寝てまうやろうし、明日の朝練はなしにして朝風呂にするかぁ~」


横に座っている煌希先輩が椿の顔を覗き込み、周りを見てため息をつく。

森羅先輩も笑いながら椿の皿の上のハンバーグを食べた。


私も周りを見渡すと、さっきまですごい勢いでご飯を食べていたのに、みんな動きが止まっていた。

元君は頭をお皿に突っ込んでいるし、鷹虎君はお箸を軽く握ったまま完璧に下を向いている。

私の隣の大我は首をカクカクさせながら、何とかご飯を食べていた。


「大我、寝るか食べるかどっちかにしなさいよ……」


「ん……あぁ……食うよ……」


私が大我にそう言うと、大我は食べると言いながらお茶碗を机に置いて頭をカクカクさせた。

そして、耐えられなくなって完全に寝てしまい、下を向いた。こりゃだめだ……

ため息をつき、ご飯を食べ続けていると下を向いて寝ていた大我の体をこちらに傾いてきた。傾いて頬を私の肩に着けて寝てしまった。


「ちょっと、しっかりしなさいよ……ほら、寝るならお布団引いてくるから待ってて。」


大我の頭を押し返して体を支えるが大我は“う~ん”としか言わず、完璧に夢の中……



結局、私達でお布団を引いて、森羅先輩と煌希先輩、慧介さんと宙さんがみんなを運んでそのまま就寝になった。

運んでいる間、結構ごそごそしてたのに、皆起きることなく爆睡していた。

それだけ疲れていたってことかな?


みんな、明日も頑張れ。


はい、終わりました~

二十話はなかなか難しかった……(´・ω・`)


鷹虎の話を書きたかっただけでした(笑)

はい、鷹虎リア充(笑)



次回は合宿最終日~

全く剣道はやるのも書くのも難しいなぁ~( ̄△ ̄)

まぁ、そんな剣道を好きになった私が悪い…(笑)



次回をお楽しみにぃ\(^ー^)/

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