第二十章ボロボロの異世界
「なんでダメなんだ?」
紺美二が聞いた。
「ダメに決まってるだろ。なんで百年前に戻すんだよ。時空を狂わせてる敵倒して元に戻すのが普通だろ」
朝高が言った。
「じゃあ破滅の魔王も倒さないのか?」
「確かそいつ倒さないと異世界が破滅するんだっけ?」
「そう」
そして三日後破滅の魔王は来たのだった。
「待ってたぜ。破滅の魔王」
紺美二が言った。
「お前が破滅の魔王か。よくも異世界を破滅させたな」
朝高が言った。
「破滅魔法破滅」
「やばいあの技で異世界が破滅したんだ」
「でももう手遅れだな」
その時異世界全体の時間が止まったのだった。
「どうなっているんだ」
破滅の魔王が言った。
次の瞬間破滅の魔王の右手が床に落ちたのだった。
「よくも僕の手を切断したね。ITRのボスさん」
「ばれちゃったか。ばれてもいいんだけどな。どうせお前は動けないんだから」
すると時間が動き始めたのだった。
「どういうことだ。俺が時間を止めていたのに」
「どうやらお迎えが来たみたいだ」
ITRのボスが前を向くとイフリートと謎の男もたっていたのだった。
「じゃあね」
「この異世界はこれから俺たちがボロボロにした世界になるのだよ」
「どういうことだ」
すると次の瞬間地面が揺れ始めたのだった。
「朝高ともう一人の主人公大丈夫か?」
「このくらいの揺れならいけるぜ」
紺美二が言った。
「俺もだ」
そして揺れが収まるとイフリートたちはいなくなっていたのだった。
「あいつ最後俺たちがボロボロにした異世界になるって言ってたがどういう事だろうな?」
紺美二が言った。
「ほっとこうぜ。そんなこと」
「おいお前ら前見ろ」
ボスに言われ二人が前を見ると医療王国の建物たちがまる焦げになっていたのだった。
「おいおいうそだろ」
「どうやら本当だったみたいだな」
「何二人とも落ち込んでんだ。あいつらぶっ倒して時空を元に戻すぞ」
「そうだな」
こうして異世界はイフリートたちがボロボロにした一年後の異世界になったのだった。
みなさんこんにちは爆裂ボムです。
完結したっていうか次のシリーズになりますので楽しみにしといてください。
それではまた次の作品で会いましょう。