プロローグ
20xx年 1月 某日
真っ暗な部屋でいつもと変わらずネトゲをしている。
「楓さんさすがですわ!俺たち楓さんがいないと負けっぱなしなんですよぉ!」
「今日はちょっと落ちるわ、またな」
「俺も明日学校ですし落ちますね!お疲れ様です」
学校か...
俺は学校に行っていない。
小さい頃からいじめられ体質なのか常にいじめられてきた。そのせいで学校そのものが恐怖の象徴となり徐々に登校する日数が減っていき、最近は完全に不登校となった。
今は平日の真昼間で親も仕事に出かけてしまって家には俺しかいない。
腹減ったなあ、リビングにパンあったはずだから今日の昼飯はレンジで焼いたパンで決まりだな
ってないし!
母さんに食べれたのかなぁ...かなり腹減ってるからめんどくさいけどコンビニでもいくか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ありがとうございました〜」
早く帰って温まりてぇ〜1月にしても外寒すぎだろ...
目の前に母親と娘が歩いている。娘は5歳くらいだろうか。
「お母さんはやくはやくー!」
「はいはーい」
子供が横断歩道を渡ろうとした時、トラックが猛スピード子供に向かって向かってくる
なんだあのトラック!?あのままじゃ子供ひかれるぞ!
バン!!!
熱い...気持ち悪い...前がよく見えない...
そうだ、俺は咄嗟に5歳くらいの子供を庇ったんだ。
子供はどうなったんだ?
やばい、眠くなってきた。これ死ぬんじゃね?
こんなとこで俺の人生終わるのか...この人生何もしてこなかったな、来世はもっと上手くできるといいな...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目の前に綺麗な白髪に澄んだ水色の目の女性が立っている。
まるで天使だった。
受験生なので更新は遅くなりますが将来ラノベ作家になりたいのでコツコツ練習していきます。