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第1話 能力主義の異世界行ったのに能力が貰えなかったんだけど!?

9月24日、俺は彼女と放課後に街を歩いていた。紅色のような髪色、内巻き気味の髪型、黄緑の目をしている。それが俺の彼女の朱莉(あかり)だ。


黒希(くろき)君!次どこ行く?」


朱莉は街の店をあちらこちらと目をキラキラさせながら見ている。

俺の自己紹介を軽くすると、名前は黒希、髪の色、目の色共に黒だ。体が生まれつきめちゃくちゃ丈夫だ。

厨二病では無いぞ!

中学生の時に体が丈夫なのは自分は神の子だと思って、自分から「我が名は黒希 神の子供としてこの世に生まれた。皆跪くがよい」って名乗ってないからな!

……いらん事を思い出した。


「どうしたの急に顔が赤くなって」


疑問に思ってる朱莉が顔を覗いてきた。

コイツビジュアルがよすぎる


「なんでもない、ちょっと思い出したくないことを思い出しただけだ」

「あらそう」


聞いた割には興味無さそうだが、なんとか誤魔化せたということだろうか。


「とりあえずあっちのお店入るか」


と道の反対側にある少しオシャレなカフェに指を指す。


「お、センスあるねぇ!」


と謎の上から目線で褒められた。


俺たちはゆっくりと歩きながらそのカフェに向かった。

信号が青になり渡っていると、周りがざわめいている。右には


トラックが残り数メートルまで来ていた。


なぜ気づかなかった…冷や汗すらたれる暇もなく目の前に現れたトラック。一瞬だけ見えたが、トラックの運転手は寝ているようだ。


咄嗟に俺は朱莉を突き飛ばした。


ドン!っと俺とトラックぶつかり、そのまま引きづられ近くの壁にぶつかった。


痛みは無かった。だって、死んだから。感じる神経が無かった。どんだけ丈夫でも流石に俺も人間だ。あんなに引きづられたら死ぬに決まってる。


「……」


なにか聞こえる……


「起き……」

「起きてくださーい!」


死んでるのに目を開けろって無理に決まってるだろ。と思いつつ、まぶたを開けようとしたら


「……目が開けた?」


目に光が入ってきて眩しい。目が慣れてきて視界が明らかになってくると、目の前に羽が生えており、金髪で輪っかが頭についてる人が立っていた。


「おぉ、起きましたか」


俺が起きたことに気づき、話しかけてきた。


「……人の趣味は否定しませんがこんなところでコスプレしても虚しいだけじゃないですか?」

「突っ込むとこそこですか?あとコスプレじゃありません」


とやや呆れ気味に返された。


「じゃあなんですかその格好。本物の天使ですキラン☆とか言わないでしょうね」

「……」

「言おうとしてたの!?え?それ、俺が中学生のときに変な2つ名名乗ってたのくらいださい!キラン☆って、キラン☆って言おうとしてたんか!?」


天使さんの顔が茹でたこみたいになっている。しかも涙目

ちょっとやりすぎた。


「ちょっと言いすぎましたね、すいません。ところで、ここはどこなんですか?」

「ここは。天国か転生かを言い渡す所です。」


天使さんが手を広げ、説明を始めた。


「あなたはかなり良い行いをしてきました。が、ある方の申し出により、君は異世界転生してもらいます」

「……は?」

「……ただの転生ではなく?」

「異世界転生です」

「最近流行りの?」

「異世界転生です」


……驚きすぎて逆に感情が無くなった。


「あら、反応が薄いですね」

「脳が処理してるので少し待っててくださいね。今だいぶ重めのアプリを入れてる時みたいなので」


異世界転生か……そういうことも出来る時代なんだなぁ………ん?


「ええええええええええ!!!!!」


おかえり感情


「だいぶかかりましたね3分くらいかかりましたよ」

「1ムスカ分ですね」

「何言ってるんですか?」

「気にしないでください」


疑問そうな顔を浮かべているが、そんなことは置いとき、


「ちなみに異世界には、能力とかあったり…?」

「ありますよ!しかも、君には能力が着くはずです!でも、完全ランダムなので、チートになるかは分かりません」


ランダム……ね、生まれつき俺は運がいいからな(自称)毎年大吉以外を引いたことないし、多分良い奴引けるだろう。


「分かりました」

「ちなみに、能力とかは異世界に着いた時に分かります。では、異世界にいってらっしゃ〜い」


周りが光に覆われ、テレポートされた。

中世ヨーロッパのような石やレンガでできたような街がたっており、街は賑やかだ。


そうだ俺の能力は……

使い方とか名前が出てこない……

天使の言葉を思い出そう


「君には能力が着くはずです!でも、完全ランダムなので、チートになるかは分かりません」


「君には能力が着くはずです!」


はず……?嘘だろ、9割9分着くうちの1分当てやがった。逆に運良くてもダメだろ!!


周りから見たら急に膝から崩れ落ちた人だろう。


「どうしたんですか?」


と誰かが話しかけてきた。


「いや……なん……で…も」


紅色のような髪色、内巻き気味の髪型、黄緑の目をした女の子。顔もそのまんまだ。


「あか…り?」


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