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〜神様転生記〜 別世界編  作者: 遊真 神楽坂
ギルド認定モンスター
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第2話 王都へ

コウカ公爵「どういうことだ?死を呼ぶ森から魔物が消えたというのは?」


ギルマス「わかりません。しかし魔物が消えるまえにそこの大規模な次元の歪みが検知されたそうです。」


コウカ公爵「次元の歪み?」


ギルマス「はい。我が国の魔術師たちの一部は常に交代制で死を呼ぶ森に結界を敷いているんですが、そこで中の様子がわかる監視結界も敷いてあります。そこの監視に大規模な次元の歪みが確認されたそうです。なんでも上級対魔法結界の抵抗レジストがあったのに転移魔法がそれを貫通してきたそうなんです。歪みが確認された直後、監視結界が一瞬、妨害されました。そのため転移の瞬間は確認でかなかったそうです。」


「はぁ、そうか。これはかなりまずいな。死を呼ぶ森の魔物を一蹴できる存在か...その者が友好的であることを祈るしかないな。」


「祈るも何もそんな化け物に対等に戦える者なんて居ないでしょうに。友好的じゃなかったら、この世界は滅びますよ。」




死の森のある国の伯爵と本部ギルマスが悩んでいるのをつゆ知らずカインは死を呼ぶ森を歩いていた。


[そういえば僕のステータスってどうなっているんだろう?]




名前 カノン


年齢 Error


種族 ヴァンパイアドラゴン(神族)


性別 無性


生命値 Error


Lv.Error


HP Error


MP Error


素早さ Error


耐性 完全無効


魔法 火・水・風・地・氷・雷・光・闇・時空間・無・古代・精霊・神級・血液魔法


権能 創造 森羅万象 神器召喚 エア(叡智の結晶) 昇華 虚実反転 仮想世界 時空間操作


スキル 隠密 思考加速 思考看破 弱点看破 全言語認識 魂喰


契約獣(使い魔)なし


称号

光と闇・時の竜 神祖のヴァンパイア ノスヘェラトゥ 夜に存在する者 昼間を好む者 超克者 創造神 最高神 絶対神 超越神 神王 救世主 真なる剣聖 チートの権化 大賢者 理不尽の極み 教育者 神たらし 平和主義者 神々の主 理外の者


庇護 創造神の庇護

   絶対神の庇護

   最高神の庇護

   超越神の庇護

神祖のヴァンパイアの庇護

[僕、ドラゴンなのかヴァンパイアなのか...]


[ヴァンパイアのなかでも真祖ではなく神祖ですので、ヴァンアパの神になってますね。あと、称号のノスヘェラトはヴァンパイアの中でも最強のものに送られます。ですがこの世界のヴァンパイアはもうマスター一人ですので、関係ないですが。]


[マジかよ、滅んでた。]


[はい、伝説上の生き物でしょうね。そもそも竜が生きる伝説で、さらに属性持ちはその世界に数体しかいません。あと、属性は決してかぶりません。長らくこの世界には光・闇・時属性が居なかったので全て入れておきました。伝説の種族同士の組み合わせです、いわゆる種族チートですね。]


[ああ、そうだな。]


[あと、マスターは超克者なので血をひつようとしません。]


[おお、それはありがたい。]


[っと、もう森を抜けますよ。]


[OK、結界の抵抗レジストよろ。]


[完了しました。無事に森を抜けられました。]


[そうか、良かった〜。今ここで一番近い街ってどこ?]


[西に約53Km行ったあたりにガイル王国の王都・ウォルターがあります。国名と首都のなまえは初代国王の名前らしいですよ。]


[だからこんな人の名前っぽいのか。]


[マスター‼西に1Km行ったあたりに馬車が盗賊に襲われてます]


[了解、もっかいだけど頼むぞオートバトルモード]


[承知しました。オートバトルモードに移行。]


[戦闘を開始します。]


[権能:<神器召喚>発動。召喚対象:<神殺しの聖槍ロンギヌス>‼]


エアがロンギナス?いやロンギヌスとか言うやりを持ち出して敵の方向に投げた。


[終わりました。]


[あいかわかずはやいな〜。ありがと。]


[感謝の極み。ですが私よりも優先すべき人がいるように見受けられますが。]


[ああ、そうだな。そうしよう]


そうエアに伝え、僕は倒れている人たちに近づき声をかけた。


「大丈夫ですか?怪我はないですか?」


「ああ、すまん。危ないところを助けてもらったな...」


「いえ、お構いなく。困ったときはお互い様ですから‼」


「そうか、君は良い考え方をしている。」


「ふふ、ありがとうございます。」


「良ければ一緒に来ないか?助けてくれたお礼に我が国に招待したいし娘たちもお礼を言いたがっているんだ。」


「う〜ん、まぁ、いいですよ。ありがとうございます。」


「かなり礼儀正しいな。何処かの貴族の出か?」


「いえ、そうではありません。そもそも人間ではありませんので。」


「えっ?どういうことだ?」


「どういうことですか?」


「ん、この子が娘さんですか?」


「ああ、そうだな。」


「おっと、話がそれましたね。僕が人間ではないって話でしたね。聞いて逃げ出さないでくださいね。」


「ああ。」


「僕はヴァンパイであり、竜でもあるんです。」


「なんだとっ?!」


「ほんとですか?!」


「ええ、ほんとです。」


「本当か、ますます我が国に招待したくなったな。」


「あ、驚かないんですか?」


「驚くも何もさっきの動きから人間ではないのはわかっていたよ。まさか、ヴァンパイアであり竜とは思わなかったけど。」


「あ、そうですか。」


「ああ。」


「お父様、ヴァンパイアってあのヴァンパイア?私死んじゃうの?」


「ああそうだ。」


「あ、言ってませんでした?僕、超克者なんで人間の血必要ないですよ。」


「ほんとうですか?」


「ああ、本当だ。超克者じゃないと僕今頃日光で死んでたし。」


「ホントだ。」


[”本当”のゲシュタルト崩壊起こってるw]


[まぁ、そうですね。]


「どっち道恩人に変わりない。招待するよ。」


「ありがとうございます。」


そして僕たちは王城についた。


「さてここが王城だ。」


「大きいですね。」


「あんまり驚かないだな。」


「これより大きいものを何個も見て来ましたからね。」


「コウカ・フォン・メイジ公爵だ。王への謁見のために王城に来た。」


公爵がそう言うと門が開いていった。


「少しこの部屋で娘と一緒に待っていてくれないか?」


「いいんですか?娘さんはまだ小さいとはいえ、もう年頃ですよ?おじさんと一緒にいさせて。」


「はは、おじさんか。でもその姿ってことは心は少年じゃないのかい?」


「...そうですね。」


「ふふ、私は襲われてもいいですよ?」


「「それはダメだ。」」


「えっ?」


「もっと体を大事にしろ。」


「そうだぞこの子のい言うとおりだ。」


「あ、僕の名前はカノンです。」


「そうですか。では少し待っていいてくれ。」


「お〜い、セバス。この子達の面倒を見てやってくれないか?」


「承知しました。」


そうメイジ公爵が言った直後に執事らしき人が”ぬっ”っとでてきた。


「じゃあ、何か困ったことがったらセバスに言ってくれ。じゃ、頼んだぞ。」


「お任せください。」


そして公爵が去っていった。少女と一緒の部屋にいるということは避けられたか...まぁセバス?さんもいるし変なことは起こさないだろうと自分に自分が思う。思案しているとセバスから声をかけられた。


「はじめましてセバスと申します。」


「こちらこそはじめまして、カノンです。」


「失礼ですが、カノン様は本当に人間ですか?」


「あ、気付いた?僕は実際はヴァンパイアなんだ。」


「あの伝説上の生き物ですか?!!危険なのでは?」


「そ、でも超克者だから陽の光も大丈夫だし、血も必要ないよ。」


「さ、左様ですか、安心しました。」


「まあ、当然の反応だよね。自分の仕える主の横にいるのが人間じゃないなんて怖いもんね。」


「全てお見通しですかな?」


「お、わかった?」


「少しの間、私に思考看破を使って居ましたね。」


「あ、わかった?」


「カノン様って思考看破も持っているの?」


「ああ。僕の権能に森羅万象っていうチートがあって全てのスキルが使えるんだ。」


「チートとは?」


「ああ、反則級に強いとか、理不尽とか言う意味。」


「確かに、その権能は反則級ですな。」


「まぁ、使い方がわかってないとあっても意味ないけどね。」


「そうですな。おっと旦那様からお達しがありました。内容は{謁見の間に来い}だそうです。」


「ええ、わかったわ。」


お達し?どういうことだ?手紙とかはなかったぞ?


[先程そこの個体名:セバスがスキル:念話を使っていました。]


[あ、そうなの?なるほど念話を”お達し”と表現したのか。そこのお嬢様もわかってるみたいだな。]


そして僕達はセバスの後を追いそのまま謁見にのぞんだ。


[しかし、なんのための謁見だ?]


[公爵の発言を聞いておきましょう。]


[そうだな。]


そして僕達は謁見会場に向かった。



謁見の内容は公爵が収めている領地に見つかった鉱脈のことらしいそれが終わって帰ろうとした時。


「ああ、そうだメイジ公爵、そこにいる青年は誰なのだ?」


「この子の名前はカインと言います。今日、盗賊土地に襲われて危ないところを助けてもらった恩人です。」


「だがそのカインとやらは人間ではないようだが。」


国王がそう言うと周りにいる貴族たちがざわついた。


「はい、彼は滅びたとされる伝説の種族、ヴァンパイアです。」


「なんだとっ?!」


「本当ですかメイジ公爵?」


「ヴァンパイアとは、あの危険なヴァンパイアですかな?」


またもや他の貴族たちが次々と騒ぎ出す。


「みなさん落ち着いてください。確かに普通のヴァンパイアなら人を襲う危険なヴァンパイアですが、彼は人の血を必要としない超克者なのです。その証拠に今は昼間なのに彼が平然としいるではありませんか。」


「たしかにそうだなカインとやら話してくれんか?」


「はい、私の名は先程公爵様がおっしゃっていたとおり、カノンです。種族はヴァンパイアだありますが、

竜でもあります。」


「どういうことだ?」


「つまりはヴァンパイアの特性を持った竜ということです。」


「そなたは竜であるようだが、属性もちか?」


「はい。」


またまた周りの貴族たちがざわついた。


「して、その属性とは?」


「光と闇・時属性です。」


「「「「なんだとッ」」」」


「お主それは本当か?」


「はい。」


「ですが、私は縛られるのが嫌なので、数日後にこの国から出ていきます。」


「そうか、お主がそういうのであれば反対する理由はない。そもそもここの国の者ではないようじゃしな。」


「ありがとうございます。」


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