いなくなる住人 新クトゥルフ神話TRPGシナリオ
このシナリオはキャンペーン前提で作りました。
●町中探索型のキャンペーンシナリオ
●推奨職業:探偵。
●時代背景は現代の夏
●時間:軽く見積もって最低三時間
●推奨人数2~4人
●戦闘あり
●始まり
「はっ……はっ……はっ……」
息を切らしながら、男は必死に走っていた。
その表情には恐怖の色が浮かび上がっており、障害物などお構いなしに、真っ直ぐ走る。
視界に積まれた箱が映れば、それを右手で後方の道にばら撒き、再び走る。
暫しの沈黙の後、後方から何かが粉砕されたかのような音が彼の耳に届く。
「うぐっ……」
痛みを感じた男は左の肩を押さえた。液体がこびりついた感覚を感じ、男は右の手のひらを恐る恐る見た。
そこについた紅い液体が、先程のあれが夢じゃなかったことを残酷にも克明に教えてくれた。
男は意を決したようにポケットから携帯を取り出した。血で汚れることなどお構いなしに、男は急いで110番に電話した。
数回のコール音が鳴った後、女性が出た。
そして、電話の向こうの女性が全てを言い終える前に男が叫ぶ。
「助けてくれ!!!」
「どうされたんですか!? 今の現在地は!!」
相手の女性が慌てたように聞き返す。
「追われてるんだ!! 化け物に!! 早く助けてくれ!!!」
その言葉を告げた瞬間、電話の向こうの女性が溜め息をついたような音が聞こえた。
「またいたずら電話ですか……迷惑なんですよね。うちも暇では無いんですよ」
「待ってくれ!! 俺は本当に!!」
そう叫ぶも、電話の先から女性の声が聞こえてくることはなかった。聞こえてくるのは、受話器が置かれた後になる電子音だけ。
「くそっ!! この税金泥棒がっ!!」
電話を地面に叩きつけ、男は悪態をついた。
叩きつけた電話を更に踏もうとした瞬間、男は背後に何かがいることに気付いた。
先程まで必死に走らせていた足はいつの間にか止まっており、何をやってんだ俺はと、自分に問いかける。
だが、再び動かそうと思っても、緊張で体が凍りつき、うまく動かせなかった。
恐怖で震える男はゆっくりと振り向いた。
そこに立っていたそれを見た瞬間、全身が震えあがる。
そして、人気の無い道に男の悲鳴が木霊すると、再び静寂が夜の路地裏に舞い降りた。
●導入
探索者達が事務所にいると、事務所に一つの依頼が舞い込んでくる。
依頼を持ち込んだ女性は大人しそうな格好をしており、どこか哀愁を感じさせる見た目20代前半の美人であった。招き入れれば、きちんと一礼してくる礼儀正しい女性で、言葉遣いとその姿勢を見れば、育ちの良さが伺える。
「私の名前は佐々木理穂と申します。美矢森小学校で今年度から教師として働いています。」
依頼の内容は居なくなった恋人を探してほしいというもの。
内容:ある日、待ち合わせの時間になっても彼が来なくて、連絡しても中々出てくれない。もしかしたら浮気の可能性もあるから、その時は写真を撮ってきてほしいと言われた。
※探索者への開示情報
・宮本拓哉は一週間前から音信不通である。
・宮本拓哉は東京の美矢森区のスーパーに勤務しており、その日は18:00終了で、19:00に祭りの近くで待ち合わせをしていた。
・自宅は美矢森区のスーパー付近のアパート、住所と鍵も取得
・家は田舎で、上京中。親も彼の居所を知らない。
・車は未所持
最後に、警察は事件が起きないとまともに取り合ってくれないと言われる。
※KP確認用情報
朝・昼・夕方で探索できる場所は1ヶ所ずつ。
夕方を終えたタイミングで外出していた場合、1d(外にいる探索者数)を振る。
指定された探索者は、幸運でロール。失敗した場合、食屍鬼が襲ってくる。戦闘は、他の探索者も合流しても良い。また、敏捷対抗ロールで逃走も可。
・夕方終了時に幸運失敗した時用の描写
あなた(幸運失敗者)が暗くなった道を歩いていると、どこからか視線を感じた。視線を感じたあなたは振り返るが、そこには何も居なかった。
周りには同行者以外誰もいない。
同行者が「どうかした?」と尋ねるも、あなたは「いや……なんでもない」と答えることしかできなかった。
監視カメラからの視線をそうだと錯覚したのか?
いや、ここに監視カメラは見当たらない。
きっと気のせいだ。そう思った時、不思議とあなたはさっきよりも強い視線を感じた。すぐに振り返るが、やはりそこには何も居なかった。
同行者もあなたの奇行に驚き、後ろを振り返るがあなた達の目にはいつもと変わらない夜の光景だけが映った。
そして、あなた達が再び前を向いて歩こうとした時、そこに人影が立っていた。チカチカと光る街灯がそのおぞましい存在の姿を照らす。
ゴム質の肉体を持つその怪物は、ゆっくりとこちらに近づき、今にもあなた達に襲いかかろうとしていた。
●調査出来る場所。
KPは小学校以外の行ける場所を事前に指定していただくようお願い申し上げます。
・図書館
図書館ではお静かにという張り紙がある。
・新聞を調べるで指定したうえで《図書館》に成功しない限り、下の情報は得られない。
図書館の新聞にはここ最近、町で行方不明が相次いでいるというもの。日にちは一ヶ月前から。被害者数はわかっているだけでも30人程。その内の五人は都内の中学2年生。
・公園
子どもを連れた親が多い。おしゃべりしている。
・《信用》もしくは《魅惑》に成功すれば、最近夜に猫や犬達がうるさいという情報をくれる。
女の子が寄ってきて、かわいい花柄のカバンに詰まったキャンディを一つずつ探索者達にくれる。
・警察署
若い男性警官が対応してくれる。
事件の内容を民間人に話してはいけないという決まりを守ってくれる為、協力的なことはしない。
ただし《幸運》に成功すれば、写真を見た人が宮本拓哉と大学の知り合い。
彼は宮本が失踪したという情報を掴むと、こんな情報をくれる。
・大学の頃は勉強もせずに女を口説いてばかりいた。
・10日程前、偶然会って、酒を飲んだ帰り道、突然大声を出しながら尻餅をついた為、理由を聞いてみると変な化け物を見たと言ってきた。
・酒に酔ってたし、見間違いだと思った。
・カフェ
ナポリタンとコーヒーのセットがオススメ。超旨い。
・昼、もしくは夕方に行くとバイトの女子高生がバイトしている。その女子高生が情報を持っており、彼女は話したがらない。
・《魅惑》もしくは《信用》で成功した場合、情報が得れる。
ここでバイトしている女子高生には中学2年生の弟がおり、最初の犠牲者5人は美矢森小学校の卒業生で、いつも一緒にいたという情報をくれる。
・スーパー
宮本拓哉の勤務場所
店員に聞くと、無断欠勤が続いており、最初は旅行かなんかで長期休みを取ったのかと感じたが、警察が来たりとおかしいとは思っていた。店員にはそれくらいしかわからず、朝昼だった場合は店長を呼んできてくれる。
店長は、朝昼にはいるが、夕方だと帰っていて居ない。
また、部外者にあまり情報を出したがらない。《信用》もしくは《説得》に成功すれば、話という名の愚痴を聞かされる。
持っている情報:勝手に居なくなったせいで仕事が滞ってうまくいかないし、そのせいでここ数日忙しい。電話も通じないし、困っている。
時間管理がなっていない。客の荷物を運搬すると言ったっきり戻ってこないと思ったら煙草の匂いをつけて戻ってきたり、仕事も終わっていないのに定時で帰ったりと正直さっさと辞めて貰いたかったと愚痴ってくる。
ただ、居なくなる日は珍しく真面目に働いていて、理由を聞いたら彼女と夏祭りに行く約束をしていて、残業だけはしたくないと言っていた。
・宮本の家
結構戻っていないのか埃が溜まっている。部屋は汚い。
チラシも溜まっている。《目星》もしくは《隠密》に成功すればベッドの下からR18の本が見つかる。
持っていれば、《信用》に10のマイナス補正がつく。
・美矢森小学校(事件で中学生が最初の犠牲者だと発覚すると、行ける場所として追加される)
ここに勤める佐々木理穂に連絡し、アポを取れば、次の日の昼に会いたい人と話をすることが出来る。
担任の先生の名前は、折本みやび30歳独身の女性。眼鏡をかけて、髪をまとめている。
・事件にあった小学生達は全員同じクラスという情報しか教えてくれない。
(《心理学》に成功すれば、彼女が何かを隠しているのだとわかる)
※それ以上を聞き出したい場合は、何かしらの適切な技能でロールしてください。《言いくるめ》など。KPの判断に一任します。
・事件にあった小学生達はいじめをしているといじめを受けている人の親が言ってきたが、学校側がそれを否定。
・無くならないいじめを自分も目撃したことがあるが、見てみぬふりをしてしまった。
・いじめを受けた子どもは激しくなるいじめに耐えきれず、自ら命を絶った。
・それらは5年前に起こったという話だった。
・そのいじめられていた子どもの父親は「医者」である。
・病院
・小学校に行く前であれば、体力が1d3回復する(1日1回)
※小学校に行くと、ここでイベントが発生する。
《聞き耳》に成功すると、看護師達の話し声が聞こえる。
・昨日の夜に運ばれた急患が、化け物を見たという。
話を聞きに行くと、襲われた人が情報をくれる。
人気の無い裏路地を進んでいると、化け物に襲われたらしい。
・小学校に行った後にもらえる情報:いじめられていた子どもの医者は優秀だったのに、ある日から人が変わったようにミスをするようになって、追い出されるように辞めた。医者の名前は坂月カルマ。
・小学校に行き、病院でイベントが発生した後、事務所に戻ったタイミングで公園にいた奥様から電話が来る。
要約すると公園で遊んでいた子どもがいなくなったとのこと。
もしも公園に行ってなくても、探偵事務所に捜索を手伝って欲しいと頼まれる。手掛かりを掴めると考えた貴方は絶対に向かうことでしょう。きっとそうでなくても正義感の強い探索者達は行ってくれるはず。
・急いで公園とその付近を捜索する。
・《目星》に成功すれば手掛けりを見つけ、《追跡》にプラス補正
(道路を明確に指定すればプラス補正、それ以外ならマイナス補正。指定無しならそのまま)
(事前に公園に行っててくれたら見覚えのあるキャンディが落ちてる。一定間隔で)
・急いで追いかけると、どんどん人気の無い場所に着く。すると、シャッターで閉まった場所があり、少女を担いだ何かが入っていくのが見えた。
・忍び歩き
(誰か一人でも失敗した場合、食屍鬼1d2体とのバトル。当然、SANチェックも)
●貴方達はゆっくりと通路を歩いていく。だが、通路はそんなに長くはなかった。
すぐに明かりのついた部屋が目に止まり、貴方達は自然と目を扉の上に向ける。そこには手術室の文字。
(ここで《聞き耳》をすると、物音がないことがわかる)
扉についたノブを回してみれば、鍵はかかっていないようだった。ゆっくりと慎重に扉を開くも、罠や仕掛けといったものは見られない。
そして、扉を開き終えた貴方達の目に映るものは手術台の上で寝転がる五歳程の少女。それは間違いなく貴方達に飴を渡してくれた少女(もしくは写真で見た少女)だ。
貴方達は駆け寄り、少女の安否を確かめる。
息もある。脈もある。良かった……どうやら眠っているだけのようだ。
そんな安堵も束の間だった。
「客人を招いたつもりは無いんだがね」
貴方達ははっとし、声のした方に振り返る。
自分達が入ってきた扉とは別の扉から、黒い髪を長く生やした白衣の男性が部屋の中に入ってきた。
少しやつれていて、表情は暗い。だが、そんな汚点を抱えていながら、彼の容姿は目を引いた。20代後半といっても通用しそうな程の眉目秀麗な男だった。
「私はここで個人的に医院を開いていてね。ここは診療所だが一応、私の家でもあるんだ。君達、不法侵入は犯罪だよ?」
・ここで探索者達が少女に何をしたのか尋ねれば、男は彼女を自分の娘だと答える。
・なぜここで寝ているのかと尋ねられれば目を離すとよく手術台で寝ていつも困っているのだと伝えてくる。
・彼は食屍鬼の存在を伝える、もしくは彼の正体を言い当てない限り、誤魔化そうとしてくる。
「……そうか……てっきり迷いこんだと思いきや、君達はここを突き止めてきたって訳だ。……さて、私は君達に問いたい。私のやっていることは果たして間違っているのかな?」
探索者達が硬直しようが何かを答えようが、彼は構わず話を続ける。
「私が拐ってこさせた中学生五人……奴らは私の大切な大切な娘を殺した。だから、私も奴らを拐わせ、生きたままこの手で内臓と脳を取り出した。彼らの技術は凄くてね。心臓を取り出した後も脳を取り出した後も五人は生きていたんだ。麻酔を無しにしたのはせめて死ぬまでは苦しめばいいという私の小さな復讐だったんだが、彼らの悲鳴が奏でる協奏曲はとても優美で、ついもっと聞きたくなってしまった」
「さて、もう一度問おう。私のやったことは間違っているのか? そんな筈はない。まだ幼い娘を殺し、その咎を受けずにあの五人はのうのうと生きていたんだぞ!!! 何故あの五人の行いは許される? 直接手を下していないからか? 娘のランドセルから潰された蛙の死骸が出てきた日もあった。娘が体操服を亡くしたと言ってきたのは一度や二度の話ではない。何も悪いことをしていない娘が死ぬのは良くて、娘を殺した奴らを殺すのは何故悪いのだ? いや、あいつらが奪ったのは娘だけじゃない!! 妻もあの件がきっかけで家を出た。あの日以来仕事も手がつかなくなって辞めるしかなくなった。私にはもう何も残されてはいない。……なら、そこで諦めるのか? 彼らは言った。自分達に協力すれば娘を生き返らせてくれると……だから、ここで手を止める訳にはいかない!!!」
坂月カルマは指を鳴らす。
甲高い音が辺りに響くと、羽音が聞こえ、坂月が入ってきた扉が開かれる。
「紹介しよう。私の協力者だ。お前達、こいつらを捕まえれば面倒が減る。後は任せたぞ」
※登場したミ=ゴに対するSANチェック。
・2体のミ=ゴと元医者坂月カルマ(戦闘能力無し)それからおまけに食屍鬼2体(忍び歩き失敗した時の食屍鬼なので、忍び歩きに失敗していたら、出した数減らす)とバトル。Sanチェック
●ミ=ゴ2体と食屍鬼を倒した場合、坂月カルマが降参し、ペラペラと喋る。
この時、宮本の写真を見せれば、祭りの日に連れてきた奴に似ていると白状してくれる。
・子どもには先だたれ、妻とはそれが原因で離縁して、現実逃避で酒に溺れて仕事もミス続きでクビになり、借金はかさむ一方。
子どもがなくなったことで全てを失ったってことは、子どもを生き返らせれば全てを取り戻せると思った。
そんな時に、黒スーツの男が彼の前に現れて、必要なものは提供するから、自分達にも協力しろと言ってきた。
この黒スーツの人がミ=ゴを連れてきた。外科医の自分に内蔵摘出を手伝わせた。
・心臓といった内蔵や脳がなくなった者達は、ミ=ゴの手で食屍鬼となり、自分たちの指示に従うようになった。
・そして、黒スーツの男達が何をしようとしていたかについて話そうとした時、急に苦しみだし、元医者は干乾びて死んだ。
Sanチェック0/1
・最後に子どもを親の元に返したらセッション終了。
・依頼者である佐々木理穂にどう伝えるかは探索者の方々にお任せ致します。
・もし、坂月カルマが理穂の恋人を殺し、その動機を伝えるのであれば、彼女はそれはいじめを止められなかった教員の方にも責任があると思い詰めることだろう。その事実を強く受け止め、彼女は前を向いて歩いていく。
●神話生物
・食屍鬼
能力値 平均 ロール
STR 80 (3D6+6)x5
CON 65 (2D6+6)×5
SIZ 65 (2D6+6)x5
DEX 65 (2D6+6)x5
INT 65 (2D6+6)×5
POW 65 (2D6+6)×5
耐久力:13
平均ダメージ・ボーナス:+1D4
平均ビルド:1
平均マジック・ポイント:13
移動:9
攻撃
1ラウンドの攻撃回数:3
攻撃方法:食屍鬼は通常、ヒト型生物にできる素手の攻撃が可能だ。また、食屍鬼はかみそりのように鋭く不潔なかぎ爪を持っており、その骨ばった突起で人間の肉を一瞬で切り裂く。この攻撃で受けた傷は、治療しなければ病原体に感染する。
噛みつきと押さえ込み(mnrv):食屍鬼の噛みつきが命中すると、かぎ爪の攻撃を行なわずに犠牲者を牙でなぶる。
そして毎ラウンド自動的にダメージを1D4ポイント与え続ける。対抗STールに勝利すれば、食屍鬼を押しのけることができ、押さえ込みを解いて、ダメージはそこで終わる。
近接戦闘 40%(20/8)、ダメージ 1D6+DB
噛みつきと押さえ込み(mnrv)、ダメージ 毎ラウンド1D4
回避 40%(20/8)
装甲:火器と飛び道具はダメージ・ロールの2分の1のダメージしか与えない(端数切り捨て)。
技能:隠密 70%、聞き耳 70%、跳躍 75%、登攀 85%、目星 50%
正気度喪失:食屍鬼を見て失う正気度ポイントは0/1D6.
・ミ=ゴ
ミニゴ、ユゴスよりの謎の科学者
能力値 平均 ロール
STR 50 3D6×5
CON 50 3D6×5
SIZ 50 3D6×5
DEX 70 4D6×5
INT 65 (2D6+6)x5
POW 65 (2D6+6)x5
耐久力:10
平均ダメージ・ボーナス:+0
平均ビルド:0
平均マジック・ポイント:13
移動:7/飛行9
攻撃
1ラウンドの攻撃回数:2
攻撃方法:ミ=ゴは2本のはさみのようなかぎ爪を使って近接攻撃を行なう。
捕まえる(mnvr):攻撃する代わりに(ビルドが自分と同じか小さい)犠牲者を捕まえて空へ飛び上がり、高所から落とすか、さらに上昇して犠牲者の肺を破裂させる。
近接戦闘
45%(22/9)、ダメージ 1D6+DB
捕まえる(mnvr)ビルドが自分と同じか小さい者を持ち上げる(はさみ、つかむ、飛行)
回避 35%(17/7)
装甲:なし。しかしミ=ゴの体は地球上のものではないので、すべての貫通する武器(弾丸など)は可能な最小限のダメージしか与えない。
正気度喪失:ミゴ、ユゴスよりのものなどを見て失う正気度ポイントは0/1D6.
・食屍鬼とミ=ゴの能力は新クトゥルフ神話TRPGルールブック参照
●あとがき
あまりよろしく無いのかもしれませんが、今回はお試しで神話生物の情報を入れてみました。また、坂月カルマのステータスは考えておりません。元美形の医者で、仕事も順調、子どももおり、幸せな家庭を築いていたが、娘の自殺によって生活が一転した人という情報さえあれば良かったので能力値が必要なのであれば、お任せ致します。
このシナリオはキャンペーンにするべく製作致しました。当然、舞台は今回名付けた美矢森区という現実には存在しない区になります。といっても、まだ次の話しか考えていないのですが……。
今回の事件をきっかけに神話的事件に巻き込まれてしまうことになる探索者達。彼らは苦難を乗り越え、平和な明日を勝ち取ることが出来るのか!
次回も暫し待たれよ!!
ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
質問、アドバイス、感想等をいただけると幸いです。