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コーノの詩集

望みの詩

作者: コーノ

望みながら読んでください。



人前で泣くのが嫌いな私は

私自身の悲しみを、ここから2キロ 西にある


あなたの街の

図書館の

ある一冊の


洋書の頁に、全て


隠しています



だから


私の涙をあなたの頬が知ることは

きっと

一生、ありません



今晩私の腿を濡らす

私自身の驟雨さえ、あの洋書が全て吸いつくし


ーー明日の朝には図書館を中心として、涙の海ができる予報ですーー


きっと

あなたは


それが私のことだって

これっぽっちも気づかないで生きていくのでしょう




あぁ、

そうです



こんなふうに


こんなふうに

勇気のない、


臆病者がわたしです


誰かの豪雨を見上げつつ、

煙草を吸って、


こういうふうに、

泣くのです、



恋人よ


どうか、何ひとつ気づかないでおくれ


この気持ちはきっと、

きっと、傲慢だから、



こんにちは、コーノです。


最近朝起きれません。どうしよう。

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