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風になりたいけれど、
どこにでも吹く風になれたらいいな、と思っている。
草原や海に吹く風になり私はこの世界を包み込む存在になれたらいいな。
どうして私は悲しみや憎しみの感情を抱きながらも、人間として生きなけれは行けないのか。
人が平等などと言う人間に対して拳を突きつけたいと思う。
私は憎しみも悲しみもない自由な空へと飛んでいきたい。
人間は魂のろうごくと言った者もいたが、それは本当かもしれませんね。
でも本能はそれでも生きたいと願っている。
ならば、この肉体が崩壊するまで行き続けてやる。
どんなに苦しくても悲しくても!




