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町の灯を数えて。
眠れない夜、屋上に行き町の灯火を数えて静かに過ごしている。
今私はか心がひどく疲弊している。
町のネオンは色とりどりのパレードのように輝いている。
一つ二つと数えて退屈な時間を少しでも、つぶそうとただひたすらに数えていた。
心が疲弊している時は激しい事が出来ないし、頭の中身をぼんやりと過ごすのも良くないので、ただ数えている。
本当に町は数え切れない程ネオンで埋め尽くされている。
今は激しく考える事が出来ないので、それと頭のなかをぼんやりと過ごす事も良くないので、ただひたすら町のネオンを数えている。




