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柴田盟の気まぐれポエム集  作者: 柴田盟
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レジスタンス



 この平和のように見える時代にも、どこかで争い事は起こる。


 私、いや私達はそんな時代に佇むレジスタンスであると私は明言する。


 銃やナイフ見たいな危険な物は所持することを制限されたこの国で、私はそんな物よりも恐ろしい武器があると私は思っている。


 それは言葉と鋭い眼差し。


 頭の良い反社会勢力を持った人間の知恵だ。


 反社会に限らずに、それは人をおとしめてそれを熱にして、蔑みの熱を得ていきる人達。


 いわゆるいじめや差別だ。


 私はいじめられる事もあったが、逆にいじめた事もあった。


 でも人をいじめれば、それはナイフで切りつけられるよりも痛い精神的苦痛を味わい、自殺におとしめられそうになった経験がある。

 だからそれからはいじめや人をおとしめるような真似はしないと私は誓った。


 平気で人を欺き、それをすべてなかった事にして、平然としている人間は本当にいる。


 そんな人間がどうして私のように罰を受けないのだろう。


 私の友達にもいた。数年間その人は親友だと思っていたら、ある日手のひらを返すように、私を欺き自殺に追い込んだ。

 二度くらい同じ事を繰り返され、バカな私もさすがに気がついて、二度と関わるなと言ってその縁を断ち切った。

 その人間がどうなったかは知らないが、とにかく人を欺くなら余所でやれと私は人知れずにそう思っている。


 そして私は本当に大切な物が何なのかわかり始めている。


 そんな掛け替えのない物を探しに、この荒れ狂う平和な社会の中で佇む私達はレジスタンスなのかもしれない。


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