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柴田盟の気まぐれポエム集  作者: 柴田盟
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動き出す心

 叶わない恋を諦める事で、何かが動き出した。


 物欲にとらわれていた気持ちを断ち切る事で心が楽になった。


 気がつけば私はそのくじけた涙を拭いて立ち上がり歩んでいた。


 その先には今まで見ていた同じ光景が、何か違って見えていた。


 そこで大切な人が誰であるかが見えてきた。


 その人が私に捧げてくれた思いが胸一杯にあふれてきたと同時に止めどなく涙が溢れてきた。


 私はその人の為に何かしたい。


 その人に心から喜ばれる事をしたい。


 その人に何をすれば良いのかと聞いた時に、言った。


『自分が幸せになれることを一歩ずつ出来る所から始めれば良い』


 って。


「出来る事って?」


 私が大切な人に聞いてみたら、穏やかに微笑んで遠くを見つめて黙っていた。


 出来る事って何だろう?私には何をするにも自信がない。


 また涙が溢れてきた。今度は悲しい涙だった。


 その悲しみを紛らわすために私は音楽を聴いた。


 気持ちいい。


 その音楽のメロディーを胸に、少ないお金で近くまで小さな旅をした。


 あの知らない花を知る事が出来て、心が潤ってくる。


 じゃあ、明日も、その次の日も・・・。


 私が幸せな気持ちで入ると大切な人は幸せそうに笑ってくれる。


 何か少しだけ自信が持てた気がするよ。


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