踏み込まれたくない心
誰にでも踏み込まれたくない気持ちはある。
それはどんなに分かり合った人でも知られたくない事はある。
問題は友達面して、私の興味のある話題を振りまいて、気を許してしまい、つい言っては行けない事を言ってしまった事が私にはしばしばある。
そしてその友達面をした人間は陰で私の悪い噂を流して、私を貶めようとした。
敵にも味方にもなって、あらゆる人を貶めながら、自分の熱にする人間。
でも社会はそんな人間で溢れているのが現実だ。
本当に目を背けたくなるが、背けば、弱い自分にむしばまれ、廃人寸前の状態に追い込まれそうな事もあった。
孤独の私の心につけ込んで、天使のような笑顔で対応して、心許した時に心が麻痺して、まるで麻薬を投与されたかのように心は快楽状態に陥り、その異変に気がついた時、相手は私の手のひらを返すように弱った私を畳みかける。
私はそうして大切な物を亡くしそうになった。
親友面して近づいてきた人間は私の有様を見てあざ笑うだけであった。
悔しかった。
反撃する余地もなかった。
傷ついた私はその心を癒すのに時間がかかった。
そして心の傷が癒えた頃に、また親友面して私に近づいてきた。
私をバカにして、孤独の私の気持ちにつけ込んでまた私を蔑んで自分の熱にしようとしているのが丸わかりだった。
だから私は着信拒否にして、その相手とは完全に縁を絶ちきった。
すると、次第に心にネックになっている事が取れていき、まるで解放されたかのような自由な気持ちになった。
そんな陰険な人間に捕らわれる必要などない。
私はしたいことやりたい事を誰にも捕らわれずに少しずつやっていけば良いのだ。
出来る所から少しずつ。




