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この手を伸ばして
あたしは自分の限界を知る為に生きている訳じゃない。
でもあたしは次のステップへ進まなければいけない。
いつかはきっと来る。あたしも感じている始まりの合図を。
それは誰にでも起こりえる事。
だからあたしは行かなければいけない。
この手を伸ばして風を受けて海を渡り、生きて行こうと。
あたしは怯えている。新しい世界に旅経つことを。
そんな事があたしに出来るかはわからなけれど、行くしかない。
そう誰にでも訪れる新しい始まりの予感に。
怖いけれど行くしかないみたいだね。




