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柴田盟の気まぐれポエム集  作者: 柴田盟
245/257

空を見なよ

 私は今日、公園で図書館で借りた本を読んでいた。


 本当に本を読む事は私が患っている統合失調症には良い事なのかもしれない。


 本を途中で読むのをやめて、私は空を見上げた。


 そして色々な事を思い出す。世の中悪い人ばかりではなく、良い人もいたはずだ。

 

 そんな人達はこの空の続く場所にいるのだろうか?


 ただ空を見上げて見ると、不思議な感覚に陥り、あの雲の様な存在になりたいと思っていた。


 そうして私はまた人知れず涙を零してしまうのです。


 でもここには私を責める人はいない。いるのは公園の遊具で遊んでいる子供や、それを見守る親たちであふれかえっていた。


 涙の原因は私は何のために生きているかである。


 うまくいく事なんて早々にない、でも生きている事に何か意味があるとすれば、それは何なのか?


 昔私が鬱になっている時言ってくれた言葉があった。


 生きる事は素晴らしい事だって。


 私は頭の中を一人になってしまうと自然と嫌な事を考えて涙が出る性分になってしまうのです。そうしてあまりにも涙を流し続けると死にたくなる気持ちに陥るのです。そうならない様に私は本を読むのです。

 

 そして空を見上げて、また本を読むと言う繰り返しなのです。


 私はこんな病気になってしまっていても最後まで生きる事を誓います。


 どんなに悲しい出来事にさらされても、空は青く、私の事を見守ってくれているような感じがします。


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