244/257
ハローアンハッピー
悲しい時、それでも私達は笑っていなければならない。
そんな時、私と踊りませんか?
でも私には踊る相手もいない。
でも私は悲しいときピエロの様に笑います。
この街は悲しい笑顔で紛れている。
そんな時、海にでも行って叫んでみませんか?
そうすれば少しは気持ちが楽になります。
冷たい視線が行き交う都会のど真ん中では叫べませんからね。
私は今、とても悲しい。
それでも私はピエロの様に笑うしかない。
自分の機嫌は自分で取るしかない。
もう小さな子供じゃないんだから。
でも人間には限界と言う物がある。
もう私の限界は超えて、笑いながら涙を流している。
相手にはどうしたの?
と聞かれるが、私は目にゴミが入って涙が止まりませんと笑いながら言うのです。
そして会社から帰り、私は一人の部屋で涙を流すのです。
そして私は人知れず呟くのです。
ハローアンハッピー・・・。




