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マッチ棒のような明るい火を育てよう。
私は傷つかないダイヤモンドだが、だけど脆いガラスのような心だ。
両手一杯の夢も気がつけばしぼんでいた。
私はどこかで大切な物を見落としてしまっていた。
それに気がついた私はそのマッチ棒のような明るい日差しを育てて見ようと思う。
今はまだ何も出来ないけれど、そのマッチ棒の明るい日射しの方へ私は導かれている。
そうだその調子だ。一歩ずつ一歩ずつその明るい日射しに向かって行けば良いのだ。
このチャンスを私は逃さない。
今度こそ本業兼小説家になってやる。
すごく険しいけれど今度こそ私は本業兼小説家になってやる。




