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柴田盟の気まぐれポエム集  作者: 柴田盟
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メロディー



 深い悲しみに陥った時に、心にあのアーティストのメロディーが流れてくる。


 私はそのアーティストと心を共感しているようで、体が勝手に動くように、その悲しい柵をその手と足でかき分けて行けた。


 絶望から一歩踏み出す勇気が私の中でわき起こった感じだった。


 きっとそのアーティストは今私が陥ったような悲しみの深い底に陥り、その気持ちを美しいメロディーに乗せて歌にしたんだね。


 まるでその偉大なアーティストは私の為だけに歌っている錯覚に陥り、空想を巡らして愉悦な気分だ。


 メロディーは慰めの言葉やお説教よりも説得力のある、強い思いが込められている。


 それに悲しい気持ちの時に聴くとその愛のメロディーはより深く心にしみる。


 世界のどこかで深い悲しみに打ちひしがれた人から、また新たな歌が生まれ、それはやがてネットワークのように広がり、その歌に共感した人は一歩踏み出す勇気に変わって行くのかもしれないね。


 私は悲しみに打ちひしがれたら、臆することなくその心の底からあふれ出る思いを歌にして、私は歌い、そして伝えたい。


 否定する人もいるかもしれないけれども、それでも私は歌い伝えたい。


 それは私が私である為の存在意義で、幾千の人の心を魅了した偉大なアーティストがメロディーで教えてくれたことだから。


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