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悲しくても私は。
朝目覚めた時に私は愕然としてしまう毎日を送っている。
朝目覚めたら、夢より狂い出した物語が始まる。
其の度に私は何のために生まれて生きたのかを自問自答してしまう。
神様お願いです。私にスプーン一杯分の元気を与えてください。
凍えそうな雨の中私はそう叫んでいた。
外は台風が近づいてきて凍えそうな冷たい雨が降り注ぎ、死に行く事さえも憧れてしまう程のものだ。
どんなに辛くても悲しくても私は行きたい。生きて生きて、そしていつか自分だけのユートピアにたどり着けるように必死に行きたい。




