新たな両親と新たな始まり
頑張りますよ!!
…知らない天井だ。言ってみたかっただけである
と言うか喋れない今俺は知らない人に抱かれていると言う日本にいるからならかなり恐ろしい状態である
それから一ヶ月ほど特に進展もなく過ごした
「ルイシュ〜ご飯の時間よ〜うふふ、あなたルイシュがこっちを見ながら笑ったわよ!あなたに似てとても綺麗な顔だしきっとあなた以上のプレイボーイになるわ!」
このように母が話しかけてくれるため最低限の事はわかった。
重要な事と言えば俺の名前がルイシュだと言うことくらいである。
と言うかこの人は自分の息子に向かって何を言いだすのだろう確かに父にあたるグレイルは綺麗な金髪に整った顔立ちのキレイ系イケメンとやらだと思うが
自分の旦那に向かってお前はプレイボーイだ!と言っているようなものである
ちなみに母の名はエルミナ肩まで伸ばした黒髪がとても絵になるすこし童顔な20過ぎに見える美しい人だ
両親がこれだけの美形ならきっと俺だって美形なはずだ!
「エルミナ〜昔のことは言わないでくれよ〜俺の中ではかなりの黒歴史なんだ!でも、今となっては君以外見えないよ。愛してるエルミナ」
「私もよグレイル、あなただけが大好きよ」
なんて事だろうこの2人は息子の前でキスを始めた
理不尽すぎる!俺は日本で彼女なんて出来なかったのに!ラブラブしたいよ、俺だって!
やばい泣けてきたわ
「あなた!大変、ルイシュが泣き始めたわ、お腹空いたのかしら!」
違う!そのイチャイチャを止めたいだけだ!
「違うよエルミナ、きっとルイシュは僕たちの相性がいい事を伝えたいと思いすぎて泣いてしまったんだよ!」
おいおいこの男は何をいいだすんだ!?
思い込みが激しすぎるだろ…クソっ掘られてろ!
「そうねグレイルそうに違いないわ!この子に妹か弟ができるように頑張りましょ」
「そうだね、頑張ろうエルミナ」
なんて宣言をするんだよ…息子の前ですることかい?こっちは意識があるせいで言葉の意味も分かっちゃうんだぞ!
あ、それとできれば妹がいいです美優みたいな!
「あらあら、ルイシュが笑い出したわ!やっぱり弟か妹が欲しいのよ、今日は頑張りましょ」
こんな両親で大丈夫だろうか…
ちなみに女神の言っていた鑑定眼?とやらは使えないようだ何か見えるのだが
使うと目の前が歪んで頭が痛くなる、これは何度やっても同じだった
きっと頭が鑑定による知識に耐えられないのだろう
この鑑定眼はきっと生きる上で大きなステータスになるので早く使えるようになりたいものだ
その後も平和な日々が続き気づけば俺は4歳になっていた
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