姫と勇者と美少女詐欺と
遅くなってすいません…
正月で忙しかったりと色々ありまして
や、やあルイシュだようちのクラスに転校生が来ることになったんだけどさ
「……なんで!姫と勇者が来るんだよ!?」
よしいいぞクレア!もっと言ってやれ!
「そいつら強いのか!ならいいが!」
ちょいちょいちょいちょいちがうだろ!そこじゃないだろ!
そんなの来たら絶対面倒イベントが起こる!
そーしてらまたあの天然アホ女神が来ちまう!
勇者だぞ勇者!絶対あの女神シリーズがいらねー事して尻拭いに力与えたじゃん!
姫とか…国レベルの問題をもたらして来るんだろ…
諦めるよ。なんでも来いよウェルカム面倒事。
さ、諦めたところで授業に集中しますかね
あれから3日経った。今日面倒g…勇者様と姫さんがくるらしい。
なんでも勇者は化け物強いらしくクレアが興奮している(ホモではない)
姫さんは情報が無さすぎるから謎。
さー分かるだろうか。この面倒事臭が。嫌だなー
あ、入ってきた
「どうも皆さま。わたくしはリミリアです。
ここでは庶民、王族、貴族関係なく過ごしたいのでリミリアとお呼び下さい。」
「はじめまして。私は勇者をしているシュバル フィアルラルドです。
シュバルとお呼びください。得意なことは魔法と大剣術です。」
勇者と姫ねぇ2人とも綺麗だけどなんか気が強そうというか…
「2人は今日からうちのクラスで共に学ぶ仲間ですので仲良くしてくださいね」
その後一限目が終わるとわらわらと2人のところは集まっていた
女子ばっかりだけどね
「なーなールイシューお前見た目女子だから行って来いよー」
な!このやろう!てか、お前誰だ!
「お、おまえ!いま誰だ?って顔しただろ!同じクラスなんだから覚えろよ!?俺はメスタ!覚えたか!」
あーそうそうそんなやつもいたね。
あのーあれだろあれ
「覚える気ないだろ!どうせあーそんなやつもいたとか考えてるんだろ!おい!」
こいつ!あの天然女神と同じくらい心読んでやがる!
「そんなことないさ。ところでみためがなんだって?上半身と下半身がさよならしたいのかな?んー?」
「え?あー、お前が見た目じょんー!!」
「おい!やめろ!ルイにそのネタはだめだ!殺されるぞ!」
「いやいやいや!殺しはしないよ!ちょっと痛い目見てもらうだけさ!」
ね?ちょっと髪の毛を燃やしたり深夜に寮のベットに虫をいれたり食事を全部凍らせたりするくらいだって!
「いいか!ルイシュは何をしだすかわからんやつだ!
最近なんてあの!副長であるキリルさんとこに…え?授業に行く…とか言いながら出掛けるような奴だぞ!」
「そんなこと!はあるにはあるけど!関係ないよ!」
「それに!人の容姿に文句があるなら言うといいさ!人に頼まないで話しかけたら!?」
「うっ…そ、そこは置いといて!誰か話をしに行かなきゃ女子特有の仲間意識が芽生えたら俺たちは近寄れなくなるぞ!」
一理あるな。確かに勇者も姫も興味はある。あるのだが面倒事に巻き込まれるのは回避したいから困ったものだ
てか、休憩時間終わる。
男子一同が(数人除き)焼けた後の灰のような顔をして席に戻ったのは言うまでもない
その後も最初の1人を押し付け合い誰一人行けずに結局放課後になった。
放課後はマナと話をしながらロアを待っている、ロアが来るとキリルさんのところへ行き修行からの読書である
それはクラスでも認知されているためそれを言い訳に帰る予定だったのになんとロアが用事で休んでいるのだ…
キリルさんも同じようらしいが何かは聞いてないから知らないし…また会ったら聞こう。
で!帰る理由を失い放課後の誰が話しかける?の押し付け合いが始まる。
ここまで来ると分かるのだが全員恥ずかしさと話しかけていいのか?と言う思いが強くなっているのだ
そろそろ長い。よし!行ってやるよ!あぁ!
「お、俺が行く」
「いいぞ!ルイシュ!それでこそ美少女詐欺!」
「やめるわ、行くの…」
「ちょ!まて!間違えた!それでこそ男だ!」
このやろう…
「あ、あの俺…いや、私はルイシュです。よろしくお願いします?」
「ふふっあなたがルイシュさん?よろしく。自己紹介で言ったけどリミリアです。」
?俺を知っているのか?いやいや、まさかな!あー!貴族だからか?
「よろしく。私はシュバルだ。君のことは聞いているよ。珍しい全属性使いにしてかの隠密の副長ラピリア キリルの弟子となれば有名でね。
勇者としてきっと大きな経験になると思うので是非機会があれば戦ってほしいよ。」
「「ところで君は何故男子用の服をきているの(んだい)」」
「え!?有名なら分かるでしょ!男ですよ!」
「そんな!色々な情報を聞いたが女だと書かれてあったぞ。
そうか、男だったか…間違えてすまない」
「い、いえ、慣れてますので…じゃあわ、私はこれで失礼して…」
よし!これで面倒回避だ!帰れる!帰れるぞ!
と喜びながら帰ろうとしたルイシュであったがこの後強引に帰ったことで新たな面倒が起こるのだがこれは次のお楽しみ。
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