キリルとの修行 ロアへの想い
2つ目の投稿ですー!!
今日も休みだ。キリルさんのところへ行こうかな。
そう思い俺は7時に起きていた昨日の事はきっと一生忘れられないだろう。
あの人は明らかに本気じゃなかった。もっと強くなりたい。
「ルイくん?昨日は部屋に帰ってくるなり寝ちゃったけどそんなに本読んでたの??」
ミルが問いかけてくる。しかし、本当のことを言っていいのだろうか?ま、いいか
「キリルさん。副長さんと模擬戦をしてもらった。」
「え!?ほんとに!?どうだったの?やっぱり強かった??」
「あぁ、完敗だったよ。だから今日は鍛えてもらいに行く予定」
いればいいんだけど
「そっか、気をつけてね!」
「うん」
「……でさ、キリルさんってどこにいるの?」
「知らないで行こうとしてたの!?」
とまあ、ミルに聞いてきたのだが、、、なぜだ。
「まあ!ルイくん!遊びに来てくれたの!」
ロアさんがいる。え?なんでなの?
「え!?なんでロアさんが!?ここはキリルさんの家なんじゃ」
「そうよ、ここはキリルの家。キリルは今でもラピリアを名乗るけどうちの養子になっているから彼は私の兄なのよ」
えぇー!衝撃の真実すぎるだろ。世界は案外狭いんだなー
「あっと、キリルさんに戦いを教えてもらいに来たから呼んでもらえますか?」
「いいけど、忙しいわじゃないかしら」
ロアさんは呼びに行ってくれる。いい人だよね
「やあ少年君。来てくれると思ったよ。今日の用事は無しにして鍛えてあげよう。
君はきっと基礎は自分でできるだろう。だから実践的に教えてあげるよ」
「お願いします!」
それからは軽く記憶が飛ぶくらいきつかった。
どんな斬り方、方向、場所を狙ってもどれもダメージになるどころか軽くいなされる
例えるなら絶対に斬れない壁を斬ろうとしているような感覚を覚えた。
そして、相手からの攻撃はいなそうとしても確実にダメージを与えて行く。正面に来ると思えば横から。横だと思えば正面から攻撃がくる。
そんなことを続けていると教えてくれたが
「少年君は良くも悪くも正直なんだね。ふつうに斬りに行けば止められるようにはなったけど
フェイントには全く対応できてない。
それどころか見当はずれなところに剣があるから反撃もできない。少年君はとりあえず見極める力が必要らしいね。
この修行中鑑定を行おうとしたのだが鑑定とは格上に使えばその強さが違うほど強い頭痛に見舞われるのだが
気絶するくらいの頭痛に襲われた。
実を言うとこの鑑定能力だが普段使わない理由は大事な場面で使って頭痛がおこり
隙をついてやられるのを防ぐためである。
そして、12時くらいにロアさんが作ってくれたサンドイッチを食べた。
公爵家の人に何させてんだよ!って思って止めたのだが
「あら?未来の旦那様にご飯も作ってあげられないのは良くないでしょ?」
と、当たり前のように返された。
でも、とても美味しかったよ。
それからも修行は続いたがそこからは間合いについたは索敵について教えてもらった。
で、索敵なのだがこれがとても便利なのだ!その名の通り広範囲で害意のあるものの位置が分かる。
これは魔物にも有効なためかなり使い勝手がいい。
やり方は簡単。魔力を使って行うのだが薄くした魔力を全方位に放つ
そして位置を割り出し害意がある時のみその魔力に反抗した魔力が返されるというものだ。
その2つを基本として鍛えてもらった。
俺は帰る頃にはボロボロでロアさんに肩を貸してもらいながら帰った。
帰るとすぐに風呂に入って食堂に行った。いや、汚いままは良くないしさ
食べ終わって部屋に戻るとミルやメリアに色々聞かれた。
1時間くらい…
話が終わると疲れ果てて眠ってしまった。
実は今日ロアさんに優しくしてもらってかなりドキッとした。
こ、これが恋なのか!?
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