副長という強者
不定期ごめんなさい!
やあやあ図書館。ただいま図書館。。。
そう!俺は今図書館にいる!(朝四時)もうね、楽しみすぎて目が覚めたわ
そして、図書館には一般客どころか司書さんまだいない。絶対的1人読書時間発動!
ずっと読書のターン!
とまあ、おふざけはここまでにして。早くから来すぎて人がいないのだ
俺は昔から人が多いのは得意では無いからいいし、静かで読みやすいけどなんか寂しいな
そんなことを考えながら本を読んでいると5時半過ぎに人が来たのだが
「失礼しま、っとお嬢ちゃんしかいないのかい?」
だれだ!?このかっこいいひと!?お嬢ちゃんじゃないけどさ!
かっこよすぎだろ。銀髪に眼帯、引き締まった体に完璧な顔のパーツそして腰に備わった2本の剣極め付けにオーラが凄い。
やばいわ。言葉を失うってこういうことなんだな
「あ、えと、自分だけです。はい。それと男です」
「あー、ごめんね、坊や。熱心に読書かい?」
坊やて、、、呼び方のレパートリー少ないな
「えと、はい。すみませんがあなたは?」
「!?僕を知らないのか。結構人気だと思うんだけどなー」
少し笑いながらイケメンさんは言う
「はい。ごめんなさい王都に来たばかりで」
「いやいや、気にしないでね。では、ごほん
王都超精鋭隠密部隊副長のラピリア リキルです。よろしく」
「え!?ミル達が言ってた!?」
「うーん。ミルくん?とやらは知らないけど多分そうだよ」
す、凄い。かっこよくて強い。どこの英雄だよ!
「す、凄いですね。でも、そんな方がなぜここに?」
「うん?ただの読書だよ?僕は自分が好きになれないんだ。
だから本を読みその主人公になろうとする。だから本を読むのさ。君に言うことでもないがね」
「いえ…急にですが!模擬戦をして頂けませんか!?」
ミルに聞いた時から決めていた。俺は最近本や学校の暮らしに溺れて修行をしていない
そんな時に強者が来るのなら戦ってみようと!
「いいよ。あまり手加減は得意じゃないから気をつけないと大事になるよ。」
「わかって。います。」
そして中庭にでるとリキルさんは剣を一本構える
「2本は抜いてくれないんですね」
「坊や、君は僕には絶対的にかなわない例え一本だとしてもだ。」
「いえ、わかっています。では、いきますっ!」
俺は魔法遮断の剣を構え縮地を使い一気に振り抜く
しかしキリルさんには完全に読まれており手首の動きだけで塞がれる。最初の一手から間違えたのか、いや、まだいける
そこから打ち合ういや打ち付ける。何度振っても到底届かない。それでも振り続ける。だが相手は攻撃すらしてこない
どれだけ攻めても意味をなさないこれが実力の差なのだろう
それでもまだいけるっ!俺はずっと頑張ったんだから!
「坊やさあ。わかってるんでしょ。勝てないって。それでもまだ食らいつくのは他でもないしょうもない意地だけ。
何に意地になってるのかは知らないけどそんな心のない剣が僕に届くわけないだろ!ふざけるなっ!」
その顔には怒りがあった、とても強い怒りが
「なあ!おい!そうやって!違うこと考えて真摯に向き合わないから弱いんだろ!?
才能があるって言われて育ったのか?僕は、いや俺はそんな恵まれなかった!
お前みたいな奴が、俺は嫌いなんだ!煮え切らないようなよう!
一度でいい!本気で殺しに来い!できるだろ!」
「わがってるってんだよ!!」
そこからは激しい戦いだった。剣が折れそうなほど打ち合い蹴り合い殴り合った。
「そうだよ。その顔が見たかった。その覚悟があれば才能に振り回されずに頑張れるさ。」
そう言ってリキルはほとんど見せない獰猛な笑みを浮かべ切り裂こうとしてくる
「くっ!強すぎるだろ!」
すでに腕は限界が来ている。それでも、やめられない!
激しく打ち合うが明らかにリキルが優勢だった俺が攻撃を食らっていても相手は食らっていない
それが続けばいつかはこちらが負けるのは道理である
そうして俺は負けた。完全に。
「坊や…いや、少年君は才能もあるし努力もしている。
だから、、、間違わないでくれよ。
それと。暇な時なら鍛えてあげるならおいで。」
そこまで聞いたあたりで俺の意識は途切れた
「…シュくん!ルイシュくん!」
「んんぅ。誰?」
「誰じゃないですよ!こんなところで寝てたら風邪ひきますよ!」
ここは図書館のソファーか。でもなんで、、、確か。
そうだ!キリルさんと戦って気絶したんだ。運んでくれたんだ。
「ここには僕1人しかいませんでしたか?」
「え?あー、いなかったですよ?それが何かしら?」
キリルさんはいなくなっちゃったのか、、
でも、また今度伺おうかな。それにしてもすごい人だった。
強さは底が見えないし言葉の重みが違った。
あんな人になりたいな、、、
「で、ルイシュくんは昼ごはんは食べに行かないの?
そろそろ食堂が休憩の時間よ?」
「あ、ほんとだ2時になる!行ってきます!」
早くしなきゃ!
そうして昼ごはんを食べ図書館に戻り1時間ほど本を読むと部屋に戻り着替えて鍛錬を始めた。
まずは基礎。キリルさんはほとんどを手首でいなしていた。
あれは剣術の基本で対人において必要不可欠な技術である。
そして、応用。キリルさんのように攻めても効果的でない場合の攻め方を考えて
考え通りに動けるのか、動いてみる
そして縮地と飛ぶ斬撃の完全取得に向けての練習。
そんなことをしていると8時になっていた。これじゃクレアに何も言えないや。
そこからは食堂へ行きご飯を食べるとすぐ風呂に入って死んだように眠った。
高すぎる人と出会い剣を交えた。それはこの先とても重要になる出会いだとも思わずに。
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えーと、副長さんですが、はい。自分の出したかったキャラです。
キャラ考案として過去に何かあっためちゃ強い裏稼業系の2番手。というかなり厨二チックなものに
かっこよさをいれました!
ヒロインじゃなくてすいません。
ハーレムタグを付けているのでどんどんヒロインも出す予定ですのでよろしく!!




