天然女神との邂逅
ここから蒼の冒険が始まりますね!!
あれ?今日は珍しく美優が起こして来ないな。などと思いながら目を開けるとそこには見知らぬ人?と来たことのない部屋が見える
「ドッキリですか?」
とりあえず聞いてみよう。うん。それ以外ないよね
すると呆れた顔で目の前の人?は言う
「いえ、あなたは日本において良い行いをなさったので転生の権利が生まれこちらは招待いたしました。」
女神はなにか、カンペでも読んでるのか疑うほどすらすらと言われた。
「……え?転生?えっとふざけてます?」
思ったことを口に出してみる。なんの冗談だろうか
「いえいえ!丸山 輝希さんあなたは多くの人を事故から救った事により我々神があなたが好きなファンタジー世界へお送りしようと決まりましたので招待した次第です。」
あれ?この人さらっと自分は神だって言ったよ?ついでに聞き逃しそうになったけど丸山さん?じゃないよ俺。
「あの、女神様?俺……いや、私は丸山輝希と言う名前ではありませんし事故から救ってもいないと思いますよ?」
「………ご冗談を!丸山さんですよね!丸山さんじゃないですか!丸山さんですよ!」
「いや!違いますよ!間違えたんですか!?神様なのに!?」
おかしいよね。うん。絶対この女神間違えたんだよ。天然女神だよ!
天然ものだよ!……じゃなくて!呼んでおいて返されるのかな?
「あーっと丸y…じゃない、えっとお名前は?」
こいつ!神のくせに!呼びつけといて名前知らないのか!
「高月 蒼ですけど?」
「あ、高月さんとても言いづらいのですが地球からこちらへは来れるのですが逆は……」
こ、こいつ!戻ることも出来ないところに呼びつけやがったのか!!どーするんだよ!
「えっと?俺はどうなるのでしょうか?」
「高月さんには2つ選択肢がありますこのまま異世界フィアルコルアへ行かれるか、生まれ変わって地球で赤子から始めるかになってしまいます…申し訳ありません」
すごい選択肢来ちゃったよでも、ファンタジー世界とやらには行ってみたい。男の子だしね!!
でも妹も気になるんだよなー
「元の世界で俺の扱いってどうなるんですかね?失踪とか、死亡とかですかね?」
「そうですね失踪という形になります」
うーん、戻れないし、地球に行ってもなー、、、
「今の記憶は地球や異世界にいっても引き継げますかね?」
「異世界なら私の管轄なのでできますが地球には難しいですね」
これは決まりかな記憶ゼロよりはいいし
「異世界に行かせてもらいます!特別な力とかってもらえるんですかね?」
「あーっと……そのー…バランスが崩れるという事で神のあいだで無しと決まっていまして、、」
マジか、いい事ないのか。記憶が引き継げるしか
「あ、でも!スキルが手に入りやすくなったり、経験値が増えたり、相手の簡単な情報を見られる鑑定眼は私の加護で付けさせてもらいます!!」
うーん、それだけでも大きなハンデになるしいいかな
「わかりました!加護お願いします」
「はい!お任せください!あなたの次の人生が良いものである事を願います」
あー、なんかまどろんで来た目が開けられないや
起きたらどうなるのかな、妹に最後に会いたかったな…
そんな事を思っているうちに蒼は眠ってしまった




