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アアルの旅路  作者: NARU
我は彼の理想の為に
15/19

理想への生贄

俺は雷に撃たれたような衝撃

もとい雷を受けた。

「お…おお姉ちゃん…それは、その、私は、自分で言うって…」

アンヌン…照れ隠しの雷はひどいって…

「アンヌンに言えると思わんから、わらわが言ってやったのだ。わらわの妹の願いを、まさか断るまい?」

「拒否

「当然拒否権は無いがの。」

「拒否する‼」

「…拒否権は無いと今言ったばっかであろう?」

「俺は結婚はしないと5歳の時決めたんだよ!」

「なぜそんなにもはやく…まあ、断るというのなら、わらわにも考えがあるぞ?」

「ああ?そういやさっき結局戦えなかったな?」

「まさかわらわと戦おうと?わらわが何か、おぬしは理解しているのだろう?」

「だから勝てるとわかってんだよ。」

「ならば…鎖縛(チェーン)

鎖で繋がれていた俺にさらに鎖が伸び、俺を縛っていく。

「シェイハッ‼」

俺はその鎖をもともと縛っていた鎖ごと吹き飛ばす。

「おお、以外と頑張るのだな。だが、牙突(ガトック)

光の槍先が俺に向かってきて


俺の心臓を貫いた。

「ぐっ…」

「流石に心臓はこたえるかの?どうじゃ、そろそろ認めて楽にならんか?」

「ふっ…ははははは」

「な…なんじゃ、おぬし、まさか…死に場所を探しておったタイプの人間か?」

「ちげえよ、これで本気を出せるんだよ」

ー×× 災厄を呼びし者よ      ××ー

ー×× 神に仇なす竜よ       ××ー

ー×× 我が身に宿り、力を示せ   ××ー

ー×× 生け贄は、我が魂の片    ××ー

ー×× 彼の竜に敬意と嫌悪をはらえ ××ー

ー×× 彼の竜の名は        ××ー

ー×× 「赤異竜(サタン)」ッ‼         ××ー

俺の体に竜が宿り、悪魔の姿へと変貌していく。

「…聖域(イデア)

狐がそう唱えると…


おや かつばな の へんか が とまった!


俺は人の姿に戻された。

「なん…だと…?」

「阿呆が。悪魔に魂を売るなど何様のつもりじゃ。」

「様々」

「いってる意味がわからんが…まあよい。これでおぬしがわらわに勝てないとわかっぢろう?」

気がつくと心臓の部分に空いていた穴も塞がっている。

「マスター‼大丈夫ですか!?」

唐突にアアルが俺の側に転移してきた。

「ひさしいのう、アアル。なに、その阿呆がわらわの向かってくるものでな。ちと痛め付けただけだ。」

「イデア姉様…」

「あ…アアルお姉ちゃん…久し振り…だね…」

「アンヌン…マスター、これはどういう…マスター?」

「アアル」

「なんでしょうか、マスター。」

「すまん、もう無理疲れたおやすみ」

そういって俺は深い深い眠りに落ちていった…

堕ちていった…


(*´ω`*)スヤア

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