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実験とシステムメッセージ

 HAHAHAHA。どうなってやがる。と、時魔法が、使えない…だと?

 いやいや待て待て、時間操作系能力者は大抵強いもんだろ!?ザ・ワール○とか、キングクリ○ゾンとか、メイド・イン・ヘ○ンとかのボスキャラの集合体みたいなのじゃないのかこの魔法は。ついでにル○フェルのユビパチとか使えそうじゃないか。なんでこんな最上位魔法みたいなのにそんな制約がある?


 『システムメッセージ』

貴方の発現した能力は我々の目的に沿わないため、制限をつけさせていただきました。あなた様のご健闘をお祈りしております。


 はへ?どうことよ?いやたんまたんま。落ち着くための時間プリーズ。



 おし、落ち着いた。それにしても、体感で既に9秒を越して10分くらい経つんだが。どういうことだろうか?DI○より長く時間を止めていられるのに、物に触れられないとは?つまりあのシステムメッセージの送り主はどれだけ長く止められるとしても、それ自体は不利益があまりないということか。それより、時止め後の花○院戦みたいなワンサイドゲームになる方が嫌だと。

 俺、もしかして監視されてんじゃね?いや、俺たちか。神様とかそのあたりかな?やべ、また混乱してきた。えと、とりあえず他にどんなことができるのか、試してみるか。まずは逆行かな?



 色々と試して改めてわかったことがある。この魔法、使えない。まずは逆行の結果から。

 逆行を始めて、たぶん0.2秒くらいの光景で再び時間が止まり、再び同じような内容のシステムメッセージが浮かんできた。

 次に時間を加速・減速させたり、スキップしてみたり。これは、全部システムメッセージは表示されなかった。ただ、未来の周りの風景はモヤがかかっているかのように隠されていた。減速は何らかの基準があるのか停止にちかくすればするほど硬くなっていっていた。ちなみにこの実験は俺が持っていたペンで試したから、人的被害は皆無である。

 スキップの場合も同様で、システムメッセージの表示はなく、モヤがかかっていた。結果を見るに、キン○リはいいが、エピ○フはダメってことかな?ちなみに、時間を操った後の時間からなら元の時間までならば逆行ができるらしい。なので、俺のペンは何度も何度もへし折られることになった。


「あ〜、やってらんねーわ。なに?この魔法。確かにキン○リも効果使う時、危害は加えられないけどさ〜。ここまでつがいがっては悪くないだろ~?」

 ん?待てよ?ポジティブに考えるんだ。これは瞬間移動能力を手に入れたのと同じなのでは?



 冷静になってみればそんなわきゃないですよねー。まず、体力の問題がある。人並みにはあるけどそれだけだし。ついでに、意識して物を壊すこともできないから、たぶんドアに触れただけでもごっそり持ってかれる。やっぱこれは魔力というものなのだろうか?しかも、地面のことを意識した瞬間元の場所に戻されることもわかった。



 ここまで調べて、大体30分くらいだろうか?それでもあのごそっと抜けたのを含めないと魔力?は大体五分の一ほどしか減ってない気がする。含めても三分の一ほど。実験で使ったであろう魔力は、ごそっと減る感じまではなかったから、正確にはわからない。特にすぐ止められた逆行、あれは止められたからごそっといったのかそれとも、すごい短い間でもすごい魔力を使うのか。どっちにしろわからないから、考えても仕方ないか。うーん、そろそろ時の流れを元に戻そうかな?システムメッセージは他の人にも表示されりするのだろうか?

………一応、みんなに黙っておこうか。



人に行ってもらいますからね!?」

ん??あぁ、そういえばそんな話をしていたなー。

「今ちょっと試してみたんだがな時を止めるってだけなら一時間は確実に止められそうだ。」

「な、な!?は!?ちょちょちょっと待ってくださいよそんな能力があるならもう無敵じゃないですか。」

「いや~そこまで万能な能力じゃないみたいだぞこれ。少なくとも今結構だるい。それに物も壊せなかった。時間も、元には戻せないし。自分をその効果の対象にするか否かを決めることができるだけなんで、加速は意味がないですし。」(疲れてるっつーのは嘘だし、戻れないことはない。それに自分の時間を遅らせなければ擬似加速にはなる。)

「なるほど、使うと疲れる…と。物を壊せないとはどの範囲ですか?」

「あー、まぁ人間は無理だけど物はできた。」

「かなりすごい能力ですね。ただ、そんな強力な能力を使う人間の思慮が足りないというのが残念でなりませんね。」

 けっ。これだからイケメンは。いや偏見だとはわかっている、ただ少なくともこいつはいけ好かない。

「ちょ、ちょっと待ちなよ。この能力なら安全に探索ができるんじゃないかな?」

「先生…こんな浅はかな人間を探索に向かわせても成果は期待できませんよ?」

……やっぱりこいつ嫌いだぁぁぁぁぁ。

「あ、気にしてないんで。そんなに気を使わないでもいいですよ先生。」

「そ、そうかい。それで、私は黒騎守くんが探索に向いてると思うんだが、どうかね?」

「ですからねぇ、こんなのは駄目です。」

「そうかい?」

「そうです。なので君、君から聞きたいことは聞き終わったしクラスのところに帰っていいぞ。」

「はいはいわかりましたよ。」

 俺が去った後、かばってくれた先生がまだ頑張ってくれているのが聞こえた。なんか悪いことしちゃったな。あとでお礼言わないと。アレ?…あの先生の名前なんだっけか。まぁ、その時にでも聞けばいいや。



「お、黒騎守じゃん。帰ってきたんだ。」

と、声をかけてきたのは、俺の幼馴染二人のうちの男の方だ。

名前はかん 円治えんじ

能力は『温度操作』正直制限がある俺なんかに比べればずっと強い。少なくとも、体温を急激に下げられれば俺は死ぬしな。

「おう、あの胸糞悪い生徒会長に考えなしのレッテルを貼られてな。」

「ははっ、やっぱそうだよなぁ。この学校の生徒会役員なんて洗脳されてるしなぁ。」

「あー、そういえばお前も委員長やったことあるんだったか。」

「あそこはマジで異常だぞ。俺も半月くらいかけてようやく元に戻れたし。」

「そこまでか!?」

「そこまでなんだ。俺が夏休みの時、引きこもったことあったろ?俺は自分で異常に気付けたんでな。マジであそこはやばい。」

「いやだってあれだぞ?あんな俺より少し頭がいいかなって程度の人間がそんな求心力があるものかよ?」

「え、あぁ。お前は、というか生徒会に入った人でもなかなか気づかないか、あれは。」

「どういう意味だよ?あいつが生徒会長なんだしあいつが元凶じゃないのか?」

「そらおめぇ、国王のバックにいるのは宰相ってのがセオリーだろ?国王〈操り人形〉はある程度頭いい方がが扱いやすいだろうが。お前レベルにアホだと駄々こねたりしたら手がつけられん。それにお前とあいつには短気という共通点があるが、少なくともあいつは自分の利益のために感情や人間を捨てられる男だしな。」

「感情や人間を大切にする男という褒め言葉として受け取らせてもらおう。それで?わかりやすいような、わかりにくいような説明はいいからさ、それで誰なんだよその黒幕は。」

「あぁ、それはあそこにいる、せ…

ズドン。

!!?なんだ?何の揺れだ?

「な、何なのよ!?あれは?生き物、なの?」

 俺がその声の方を見ると、俺が起きた時に見たモンスターと同じ、いや、あの時とは距離が違うことを考えるなら、もっとでかいことになる!!

 そ、それでも大丈夫だろ。こっちは無限使用可能、使用後即座に使用可能、使用したら使用後になるまで一瞬な核ミサイルが大量に保管されてる保管庫みたいな感じになってしまっているからな!!


『システムメッセージ』

皆さま、ご自身の能力については理解されたと愚考します。なので、大変恐縮ながら我々の実験に協力してはもらえないでしょうか。えぇ、もちろんタダ働きさせるつもりはございません。

 日給は、

・次の部屋へのチケット

・食事

・記憶操作(これは、発狂されたり、親しい人物が名誉の死を迎えた時、そのショックを和らげるための措置になっております。)

・装備

・ケガと状態異常の処置

このうちの二つを選択されることができます。ちなみに、部屋は100部屋目までございます。そこを最初の目標にするとよろしいかと愚考します。

 では、あなた様のご健闘、期待しておりますよ。




【実験開始】





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