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何となく好きなヒトに、不本意ながらカッコ悪いところを見られてしまい、数日が過ぎた。
たまたま、そのヒトに挨拶されて、反射的に挨拶をする。
このまま、会えなくなったら、もうカッコ悪いところは見せなくてすむんじゃないか。
そう思って、僕は、そのヒトのいそうな所には、いかなくなった。
友達が新築の家を建てた。
見にこいよ、と言われてお邪魔した。
白い家だった。
友達が
「家内が、白い家に住みたい」と言うからだと理由を教えてくれた。
昼間からビールを飲んだ後に、酔いも冷めてきて、僕は、友達の家を去る。




