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兄妹との会話

 気功スキルの基礎である、オーラの発生、そしてオーラを体内に取り込み、肉体の強化に成功した俺であったが、メイルにオーラをぶっ放し攻撃や、オーラにより治療はできないかと尋ねてみるが、どうもメイルはできないらしく、教えられないとのことだが、俺はどうしてもあきらめきれずに屋敷の書庫にある本で気功スキルについて調べてみる。


「これかな気功スキルの本は、どれどれ……、あ、これはメイルが説明していない部分だな」


 俺が気功スキルについて調べる為に本を読んでいるとそこに兄のアダムが声をかけてくる。


「今日は読書か?ジュン」

「あ、兄上……お疲れ様です!」

「気功スキルの本か、そういえば今剣の修行の一環としてメイルから習っていたんだったな」

「はい、メイルだけの説明以外にも何かないかと思って調べていました」


 兄であるアダムは継承順位一位であり、既に領主としての心構えを教えられる為、父に追随し、領内を視察しており、既に初陣も済ましたようだ。


「お前が魔力0という鑑定を受けたときはどうなるかと思ったが、まあ剣や気功スキルに前向きのようで安心したよ」

「兄上……」

「じゃあ、俺は今日の視察の事を父上に報告しなければならないし、それじゃあな」


 兄は領内視察の件を父に報告する為にその場から去っていった。俺の事を心配していたようだが、俺が剣の修行に前向きだからか安心したという言葉を残していったな。


 兄弟とはいえ、俺とアダムは魔力の差でかなり扱いが変わったからな。もはや後継者の道が事実上閉ざされた俺は食事の時間以外は他の兄弟と話す機会は減っていってたな。


 そんな中もう1人の兄弟が俺の目の前に現れた。


「あ、ジュン、読書なのね」

「姉上、お疲れ様です」

「気功スキルの本を読んでいるのね、今習っているそうね」

「はい、ちょっと気になるところがありまして」


 姉のモニカが俺の目の前に現れて声をかけてきた。今はモニカが継承順位二位として兄の補佐として働いている。当然モニカも魔力がある為、魔法を使い魔物と戦うことがあるようだ。


「お兄様の補佐はよいのだけど、あの人戦闘は得意だけど、書類の仕事は全部私に丸投げなのよねお父様にも言い聞かせていただいてはいるんだけど……」

「それは大変ですね」

「ジュン、魔力0だからと今は剣の修行に明け暮れているようだけど、少しは学問のほうも進んでいるの?」

「いえ、ほぼ一日剣か気功スキルの修行でそこまで暇がないのです」

「そう、修行が一段落したらでいいから少しは政務面の勉強もしてほしいわ、あなたもラオール家の子息として支えてほしいから」


 父は俺を騎士団長に任じたいそうだが姉はどうも俺にもラオール家の政務に参加してほしいようだ。あれ?微妙に食い違っているようだけどすり合わせはどうなっているんだ?

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