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進軍開始

 兄アダムの命により俺達騎士団はアダムの指揮する部隊を守るように前方と後方に部隊を分けて配置される事になった。メイルは前方部隊の指揮をする事になり、俺達は後方に配置されることになった。俺は騎士の1人と共に兄に後方に配置される事になったのを報告しに行った。


「アダム様、我らが後方をお守りいたしますのでご安心して進軍なさってください」

「そうか、頼むぞ」

「お久しぶりです兄上、俺も後方をお守りしますのでご安心ください」

「ジュンか、そう言うならばしっかりしてもらおうか」


 とりあえず俺は兄に報告したが、心なしか今一つ兄の反応が良くないな。まあ仕方がない、これから進軍となるとそこまでゆっくり話すのは無理か。


 とりあえず俺も自分の指定された配置につき、兵を指揮して進軍する順番を待つ事とした。


 少しづつ前方の部隊が動き出すのが目に入って来たな。多分メイルはもう進軍を開始しているだろうし。


「しかし、兄上はいつも思うが決断が早いな、報告が入ったらすぐに出撃だもんな」

「ですがジュン様、それが続いて兵の疲弊もあるのです、結果として犠牲が出ていないとはいえ、出撃が続くと疲労がたまりかねません」

「この間も兵が集まらないって言ってたし、兄上の下で戦うのは抵抗がある者が多いのか」

「ジュン様、そのあたりにしましょう、この周りは我らしかいませんが、突発的にアダム様の配下の者が耳にするかもしれません」


 仕方ないなあんまり兄上の事に対する不満を口にすると兄の部下を通して本人に伝わるかもしれないからな。ん?どうやら兄の部隊も動き出すようだな。


「ジュン様、アダム様の部隊が動き出しましたな」

「ああ」

「あまり離れすぎないよう我らも動きましょう、アダム様の部隊を見失えばお守りできません」

「分かった、みんなそろそろ動く準備を始めろ!」


 とりあえず兵士にいつでも動ける準備を命じ、俺達はアダムの部隊と離れすぎないように進軍する。


 こうやってしっかり見たら分かるが、兄上の部隊、いうならば今回の討伐軍の本隊にあたるわけだけど、兵の数が少ないな。一応定石では本隊に一番多くの兵を集めておくものだが、今回はなかなか兵が集まらなかった結果ああなったわけだな。


 普通の戦いならば俺達騎士団が今回の戦いの主力になるが、兄上の魔法ならばほとんど自力で魔物を倒せるわけだから、俺達は兄上が指揮した数の誇示に使われるだけかもしれないな。


 兄上も、そして俺も戦闘能力はすごいかもしれにがいつまでもこんな戦いができるとは思えないんだよな。なにか壁にぶち当たる気がする。

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