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気功スキル

 俺の新たな師となったメイル・ファブは我が家の騎士団長であり、魔力0と鑑定されて後継者から外された俺は彼女の後に騎士団長になる為に修行に励むことになる。彼女との修行内容は剣技を活かすためのスキルを身に付けることだ。


 そこでメイルがまず自分のスキルを手本として俺に見せてくれた。


「ジュン様、まずは私の気功スキルをご覧ください」

「気功スキル?」

「自然界に存在する気を自らの体内に取り込み肉体を強化するスキルです」


 いわゆる気を溜めるてきなやつか、これだけ魔法とかが多い世界でそんな技を習得できるかもしれないって思うとテンション上がってきたな。


「それではご覧ください」


 そう言ってメイルは静かに集中を始めていった。すると何かメイルの身体の周りからオーラのようなものが見えてきたぞ、まさかこれが気功スキルか?


「いかがでしたか?」

「ああ、なんていうかすごいオーラのようなものが見えたな」

「今回はジュン様へのお手本としてゆっくりと行い、オーラも可視化しましたが、実戦ではもっと早くかつオーラを隠すことが求められますので」

「ああ、そうだな、それで敵の隙をつくんだよな」


 とりあえずメイルの手本を見る感じ、まずは確実にオーラを発せられるかってことだな。


「まずはジュン様、目をお閉じください」

「こうか?」

「はい、そこからゆっくり息を吐く、吸うを繰り返してください」


 一見ただの深呼吸の繰り返しに感じるけど、ここからどうするんだ。


「ジュン様、呼吸が整っている今、手のひらを体の中心で包み込むようにかざしてください」

「こうか?」

「はい、そこに気を集中してみてください」


 気の集中か?よしさあ、こい俺のもとに自然界の気よ。そう念じると俺の手のひらからなにかとても暖かいものを感じる。そしてその瞬間メイルより声をかけられる。


「ジュン様、目をお開けくださいジュン様の手よりオーラが発せられております」

「あ、本当だすごい!あ、でも消えてしまったな」


 オーラは俺の手から発せられているものの、俺がオーラを目にするとすぐに消えてしまう。


「メイル、オーラが……」

「まあ、最初は仕方ありません、徐々にオーラの持続時間を伸ばしていくしかありません」

「そうか……」

「ですが、今日初めて試みたにも関わらず、これ程早くオーラを発せられるのは飲み込みが早いと思いますので、しっかりと励めば体内に取り込むのもそう遅くないかもしれません」


 メイルが褒めてくれているし、見込みがあるようならしっかりと力をいれていくぞ。

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