剣技披露
魔力0の鑑定を受けた俺は剣の修行を勧められ、それに励んでいた。それから約10年の月日が流れると俺は剣技に活かすスキルを身に付ける為新たな先生から指導を受ける事となった。
「ではジュンにも紹介しよう、入れ」
「お初お目にかかりますジュン様ラオール家の騎士団長メイル・ファブと申します」
こうやって話すのは初めてだがうちの騎士団長が女の人だとは聞いていたがこう見ると今の俺との年齢差はそんなにないのに騎士団長ってすごいな、でも確かファブ家って……。
「ジュン、お前も知っているであろうがファブ家は代々我らラオール家に仕えている騎士の家系、我が家の騎士団長はラオール家以外にファブ家の者に任せている歴史がある」
「大変光栄な事にございます、ですが私はいずれ父の跡を継ぎ、領地を任せられるので、ジュン様を立派な騎士団長になっていただく為にご指導をしていきますのでよろしくお願いします」
「ああ、こちらこそよろしく頼むよメイル先生」
「メイルとお呼びください、私はラオール家に仕えている身ですので」
そんなこんなでメイルが俺の新しい先生となったわけだが今までの先生より若いにも関わらず指導の立場になったという事はその剣技に活かせるスキルはよっぽど貴重なんだな。
「それじゃああとは任せるぞメイル、ジュン、メイルの指導にしっかりと従い、修行に励むのだぞ」
「お任せくださいゴリオン様」
「はい父上」
そして父の部屋を俺とメイルが退出するとメイルが俺に声をかけてくる。
「それじゃあジュン様早速ですが今のジュン様の剣の腕前をお見せいただきたいので庭まで参りましょうか」
「ああ、分かった」
メイルはまず俺の剣の腕が見たいそうなので俺達は庭まで移動し、そこでメイルに再度声をかけられる。
「それじゃあジュン様、お見せください」
「おお、見ていろよメイル」
俺は今までの剣の稽古で培った剣さばきを惜しげもなくメイルに披露した。うん魔法の才能は全くなかったが、こちらは結構いけるぞ、今までの先生達も俺の事を筋は良いと褒めてくれたし、何ならその先生達にも最後の方は模擬戦で勝ったりしてたからな。
「はい、そこまで!ジュン様とても良い動きでしたよ」
「ありがとう、魔法の才能はなかったから結構剣は頑張ったしね」
「ええ、ですが剣技だけで外敵や魔物との戦いを乗り切るのはやはり難しいので今度は私のスキルをまずはご覧ください」
ついにメイルが自分のスキルを俺に披露するのか、一体どんなスキルでどう剣技に活かすんだ?




