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絶妙な駆け引き

 ダンテとの模擬戦が始まり、当初は間合いを測ったり、牽制の気弾を撃ったりと、様子見をしていたが、しびれをきらしたダンテが長槍を持って俺に攻撃を仕掛けてくるが、俺はオーラを纏って攻撃を防ぎ、更に剣を抜いて反撃を試みるがこれはダンテの槍で防がれてしまう。


 槍はリーチこそあるが懐に入られてしまえば防御や反撃は難しく、接近戦で不利になるが、さすがは騎士団の副団長、俺との接近戦を避けて咄嗟に俺から距離を取った。


「やりますね、直接攻撃をすればすこしひるむかと思いましたのに」

「俺は徹底的にメイルからオーラの使い方を教えてもらったんだ、気弾や属性だけに頼ると思ったら大間違いだぞ」

「どうやら俺も少しジュン様を甘く見ていたようですね」


 ダンテは俺が戦場慣れしていないこと、俺が遠距離攻撃でガーゴイルを倒したから接近戦は苦手と思い、仕掛けてきたが俺のオーラの使い方と剣技に少しひるみ、奴は距離を取るとまた槍を構えた。


「こうなった以上手加減はしません、俺も本気でいかせてもらいますよ」


 さっきまでの少し俺を軽んじていたかのような態度はなりを潜め、目に力が入っているのを感じた。少しは俺の強さを認めたという事か。


「ふ、副団長、ジュン様の実力がご理解できたのならばもう模擬戦の必要はないのでは、ここで打ち切って通常の訓練でジュン様のお力を伸ばしていければ……」

「何を言ってやがる!もう戦いが始まった以上、決着がつくまで退かねえのが騎士だろうが!まあジュン様がこれ以上望まないか、団長が立会権限で止めるならば別ですがね」

「いや、俺はここでちゃんとダンテと決着をつけたい、まだダンテの本気も俺の本気もぶつかってないからな」

「双方の肉体に大きな損傷がなく、また互いの戦意が失われていない以上、模擬戦の継続を許可します」


 騎士の1人は俺が実力を示せたからもう十分だというが、俺、ダンテ、そして立会のメイルもまだ継続する事を望み、模擬戦は続けられることになった。


「それじゃあジュン様、俺の本気をご覧ください」


 !!ダンテのやつ、気功スキルを使って身体や槍にオーラを纏わせてきたな。これがあいつの本気というわけか。は、速い!


 先程以上にダンテの動きは速くなり、また槍の一撃も重くなっており、俺は剣で防ぐがなかなか反撃の隙を伺えない。


 しかも俺が踏み込めないギリギリの距離から攻撃をしかけてくるもんだから、間合いに入って剣での反撃は無理だ。


 どうにかして気弾での攻撃にかけるしかない!

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