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間合いを測り

俺の入団に不服を申し立てたダンテ副団長に自分の実力を示すべく模擬戦をする事になった。ダンテは5メートルはありそうな長い槍を得意としており、俺は気功スキルと属性を合わせる技で対抗するしかないと考え、メイルの始めの掛け声を聞いてからも間合いを測り気弾を撃ち込む隙をうかがっていた。


 だがダンテのほうも槍を構えているがこちらに対して攻撃をしてくる様子は見られない。俺が接近戦で来る可能性は低いとふんでいるはずなのにどういう事だ。


「団長、ジュン様も副団長も間合いを取っているだけでなかなか仕掛けませんね」

「ジュン様はダンテがどう戦うか分からないし、それで慎重になっていて、ダンテのほうはジュン様の気弾に属性まで付与されては致命傷になることを分かっているからそれで簡単に手が出せないかも」

「そう分かっていて、あのような不敬の言葉をおっしゃるとは……」

「……戦場で武功を多く上げたダンテはジュン様の実力を見極めたいと言ってた。その為にまさか……」


 メイル達が何か言っているようだけど今の俺には構っている余裕はない。だがこのままじゃあ実戦慣れしていない俺はあいつの思うつぼにはまってしまうかもしれない。


 よし、それならば。


「くらえ!」

「!!」


 とりあえず属性は付与せず、威力低めの気弾を放ってみたが、奴にとっては威力も速度も大したことなかったのか、見た瞬間に回避行動に移って避けたな。


「ジュン様、そんな威力と速度で俺を倒すつもりだったんですか?なめられたもんですね俺も」

「いや、今のは牽制のつもりだったが、やっぱり通用しないな」

「牽制ですか?そんな小細工を交えて俺を倒せるなんて思っていたって事はやっぱりなめていますね」


 小細工だと?俺はとりあえずオーラを温存する意味もあったんだけどな。ただこいつは俺がガーゴイルを一撃で倒せる技を使える事を分かっていてこの模擬戦を持ち掛けたんだ。何かしらの対策はしている、もしくはその技自体を封じる方法があるんだろうな。


「ジュン様、こうなったら反撃させてもらいますよ、ただし本気でね」


 何⁉ダンテのやつ長槍を持って突撃してきたな!まともに受けたら致命傷だ!よし!


「何⁉オーラをまとって最初の一撃を防いだ⁉」

「俺が気弾だけを頼る戦い方をすると思ったら大間違いだぞ」


 避けるのは難しく、また生身で受けたら致命傷になると思ったのでオーラを纏いどうにか防ぐことに成功した。


「さあ、ここで反撃させてもらうぞ」


 次の瞬間俺は剣を抜き、そのままダンテに斬りかかった。さあ行くぞ!

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