入団発表
初陣でガーゴイルを倒した俺は、早速その戦闘技術を生かすべく、父より騎士団への入団を推薦されてメイルと共に騎士団の訓練所へと向かっていった。
「ジュン様、何度かおこしになったことはあるでしょうがもうすぐ訓練所でございます」
「ああ、みんなすごく剣でつば競り合いをしていて切磋琢磨していたよな」
「私以外にも気功スキルの使い手はいますが、当然気弾を放てるのはジュン様だけですから皆注目されるでしょう」
メイルのほかにも気功スキルの使い手は何人かいるらしいが、メイル同様武器や身体にオーラを纏うのが精一杯のようだな。そんな中気功スキルで気弾が放てる俺は注目の的になるかもしれないのか。なんか緊張してくるな。
そう考えているうちに、ようやく訓練所に到着した。我がラオール家の騎士団はこの訓練所で鍛錬を積み、領内を荒らす魔物等の戦いに備えているのだ。訓練を続けている騎士達にメイルが呼びかける。
「皆!一度訓練を止めて!」
「メイル騎士団長!魔物討伐お疲れ様です!」
「ありがとう、でもそれが成功したのはこちらにいらっしゃるジュン様のおかげよ」
「団長、ジュン様がこちらにいらっしゃったのはどういった御用にございますか?」
まあいきなり難の知らせもなしに俺がここにいるのは疑問を抱くよな、その騎士の疑問に対しメイルが順を追って説明を開始した。
「今回、ジュン様はご自身の初陣で見事に魔物を討ち果たすことに成功したわ!」
「おお!気功スキルの上達の速さは団長より聞いておりましたが、さすがですな!」
「そこで本日よりジュン様を騎士見習いとして我らが騎士団に入団する事とした!」
「本日よりですか⁉」
今日いきなり俺が入団する事に騎士の1人が驚いている中、メイルは父より渡された推薦状を取り出し騎士達に披露をする。
「これはゴリオン様からの推薦状よ、ゴリオン様も今回の初陣の成果をお聞きして、実戦経験を多く積ませるのが良いとご判断されたの」
「ゴリオン様が推薦なさったのならば我らとしても異論はありません、ですが団長、入団なさるという事はジュン様も我らと同じ訓練をする事になりますが」
「もちろんよ、ジュン様にも我々と同じ訓練をしていただくわ、それにジュン様は気功スキルと属性を合わせる技術があるわ、我ら騎士団としても大きな戦力の底上げになるわ」
「それは一体どのような技術で?」
「俺が説明するよ」
俺はまず騎士団のみんなに自分がガーゴイル退治に駆使した気功スキルと属性合わせについて説明をした。メイルの言うように早速この点が注目されたな。




