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初陣報告

 魔物の巣にいるガーゴイルを気功スキルと属性の組み合わせで倒すことに成功した俺は初陣に付き従ったメイルと共に屋敷にいる父ゴリオンに今回の初陣で魔物を討ち取った事と俺が気功スキルと属性を合わせられる事の報告の為に執務室へと向かっていった。


 執務室へと着くとまずはメイルが中にいる父に声をかける。


「失礼します、メイルただいま帰還しました。無事にジュン様も戻っております」

「父上、ジュンにございます、この度の初陣ジュンは帰還に成功し、魔物を討ち取る事に成功しました」

「入るがよい」


 父に促されて俺とメイルは執務室に入室し、まず俺はガーゴイルの角を父に見せた。


「父上、これをご覧ください、巣の長であったガーゴイルの角にございます」

「何⁉あの巣にガーゴイルがいたとな」

「ええ、本来あのような狭い洞窟にはいないはずなのですが」

「しかし、ガーゴイルを相手にして生き残っただけではなく討伐するとはな、ジュン、メイルお前達の実力は私の想像以上のようだな」


 父は俺とメイルが剣と気功スキルを駆使して倒したと思っているようだが、ここで俺はどうやってガーゴイルを倒したかの説明をする事にした。


「父上、実は私の中にある適正属性が気功スキルと反応し、その力でガーゴイルを打ち破ったのです」

「属性と気功スキルが反応だと!どういうことか説明しろ」

「はい、ええっとまずは……」


 俺は父に気功スキルを発動させた事で指に属性の色が点滅した事を説明し、そして使用する属性として火を選ぶと、気功スキルに火の属性が付与されて火の気弾を放った事を話した。


「何と!そのような事が、しかしどうして……」

「父上、父上も知らなかったのですか……」

「我がラオール家にはお前以前にも魔力が0の者はいた、しかしお前には属性適正があった、それは他の者にはなかったのだがまさか……」

「父上、幼少期に私の魔力と属性の鑑定をした魔術師ならば何か知っているのでは?」


 俺はわずかな望みにかけ、幼少期に俺の魔力鑑定をした魔術師が気功スキルと属性の関係について知っているかもと言うが、父からすぐさま返答をもらう。


「ジュンよもしそのような事を知っていたら、あの者がその方向での修行を勧めるであろう、属性適正があっても魔力がなければ活かしきれないと考えるのはもはや当たり前の事なのだ」

「そ、そうですよね……」

「よしんばその可能性に気付いたとしてもメイルほどの者でも習得困難なオーラを放つ技術をお前が習得できるかどうかの確証がない以上、修行を認めるのは難しかったであろうな」


 結局、スキルの秘密は分からずしまいか、だけど父はまだ話がありそうだな。

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