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初陣を終えて

 オーラを集中すると指に何色もの光が点滅したので俺は自分に全属性適正がある事を思い出し、その属性と気弾を合わせてガーゴイルを一撃で倒すことに成功した。動ける兵士がケガ人の治療をしている間に俺とメイルは俺がオーラと属性を合わせた事について話していた。


「それで、メイル、本当に気功スキルと属性を合わせるという技は聞いたことがないんだな?」

「ええ、私も気弾習得の為にあらゆる書物を読みましたが、そのような技術を記した書物は覚えがございません」

「そうなのか、父上か俺の魔力鑑定をした魔術師なら知っているかもな……」

「ジュン様、ジュン様が属性適正があるにも関わらず、魔力が0というのもラオール家にお生まれになった方では歴史上初めてだそうですね」


 そうなんだよな、今までもラオール家には魔力0の子は生まれてきたが、その子達はみな俺を除いて属性適正もなかったそうだ。


「おそらくそのあたりが関係しているかと私は思いますが」

「うーーーん、まあ今考えても分からないし、帰ってから父上に相談するしかないな」

「そうですね、まずは巣から一刻も早く出なければ、ケガ人の治療はどうなっているの?」

「はっ!間もなく全員完了いたします!」


 メイルの問いに兵士が応えると、次にメイルは兵士達に指示を出す。


「それじゃあ手の空いている者は脱出準備をして!準備を終えたら先程と同様に少しづつ巣から出て!」

「はっ!」

「だけどまだ魔物の生き残りもいるかもしれないから慎重にね!」

「はっ!心得ております!」


 ケガ人の治療がだいぶ済んできたので、少しづつ巣の脱出の準備の指示を兵士に出し、いよいよ脱出に向けて動き出す。


「ジュン様、私はケガ人の治療を見届けてから脱出しますので、お先に巣を脱出し、ご帰還ください」

「大丈夫なのか?ケガ人を抱えてまだ魔物がいるかもしれない巣に残って?」

「兵は残していただけたら大丈夫ですし、まずはジュン様の安全を確保するのが先決です」

「そうか、分かった、それじゃあみんな脱出するぞ!」

「はっ!」


 メイルやケガ人の護衛の兵を残し、俺達は先に巣からの脱出を試みる。


 巣の脱出に成功するとそのまま俺達は屋敷へと戻って行く。屋敷に到着するとすぐに中には入らずに、メイルの帰還を待つ事にした。


 しばらく待っているとメイルの姿が見えたので声をかける。


「メイル!」

「ジュン様!メイル、ただいま帰還しました」

「ああ、大丈夫だとは思ったけど、念の為待っていたんだ」

「ありがとうございます、さあ初陣の報告をゴリオン様にしましょう」


 父に初陣報告と気功スキルの相談だな。どういう反応をするか?

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