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謎の力

 魔物の巣に突入し、あらかた魔物を先行部隊が倒してくれてはいたが、魔物の巣のボスであるガーゴイルが現れた。俺のイメージだとガーゴイルってなんとなく魔王の城とかの門番のイメージだったけど、どういうわけかこの巣で魔物のボスをやっていた。


 まあ今はそんな事はどうでもいい、どうにかしてこいつを倒さないと。


「メイル、あいつは空中戦が得意でしかもあの爪に毒があるんだよな?」

「はい」

「ならば距離を取って戦おう、弓を使える兵は弓で攻撃して、俺は気弾で奴を攻撃する」

「ジュン様、気弾の威力は確かに強力ですが、無駄撃ちすればオーラを消耗し、体力も失いますよ」


 そうだ、オーラっていうのは言うなれば身体のエネルギーのようなものだ、それで体力が減ればあっという間にあいつにやられちまう。


「とりあえず弓では攻撃してみましょう、私も接近戦で戦います」

「待てよメイル、さっき言ったばっかりじゃないかあいつは毒の爪を持っているって」

「気功スキルでオーラを纏えば毒攻撃ならば防げます、まずは私にお任せを」

「そうか、じゃあ頼むぞメイル!」


 ここはまずメイルに任せてみるか、メイルはラオール家の騎士団長を任されているし、仕えている騎士の中では剣技、気功スキルともに随一の腕前だしな。


「はああああ!」


 メイルは早速、気功スキルを発動して身体の周りにオーラを纏っていった。そしてそのままガーゴイルに対し剣で切り裂こうとしていた。


 メイルの剣戟をガーゴイルは爪で受け止めて、そのまま少しメイルの身体を掠めたけど、メイルが苦しんでいる様子はないな。オーラで毒を弾いたんだな。さすがだなメイル。


 メイルが攻撃した隙を突き、弓での攻撃を兵士達がするがその攻撃は簡単にかわしていた。


「くそ!どうにかして気弾を放つタイミングをつかまないと」

「焦らないでくださいジュン様、焦りはかえってオーラを乱します」

「分かっているけどよ……」


 だけどこのままじゃあジリ貧になるのは確実だ。あいつはたった一体で兵士を何人も圧倒できるくらいの強さだ。メイルでもいつまでもつか分かんねえ。


 何か、何か奴を倒す方法はないのか、そう考えた俺はとりあえず気を集中してオーラを発する事にした。気弾を放つかどうかは別にしても今はオーラを作ってあいつに備えないと、だがその時オーラとは別のなにか力を感じた。


 感じた力は俺の中に入っていき、俺は不思議な感覚に陥っていた。


「何だこれは?オーラ以外の力が?」


 そう思い、俺は自分の指を見て驚愕した!

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